レヴァンドフスキよりも多いリーグ最多“47本”もシュートを打っているが…… PK除けば6.8%の決定率しかないムバッペへの疑問
決定力に厳しい声も
前節のバルセロナとのクラシコを0-4で落としたこともあり、レアル・マドリードの新戦力FWキリアン・ムバッペには厳しい視線が向けられている。 欧州サッカー週末の放送・対戦カードまとめ[11/2・11/3・11/4] クラシコでも決定機を活かせないシーンが何度かあったが、疑問視されている部分の1つが『決定力』だ。ここまでラ・リーガではバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキが14ゴールを挙げて得点王レースを独走しているが、実はムバッペの方がシュート数そのものは多いのだ。 レヴァンドフスキが44本に対し、ムバッペはリーグ最多となる47本のシュートを記録している。一応は6ゴールを奪っているが、そのうち3点はPKによるものだ。PKを除けば、シュート数に対しての得点率は6.8%まで落ちる。 『sky Sport』は「ムバッペは欧州主要リーグの誰よりも多くのシュートを打っているが、決定力は明らかに平凡」と厳しい批判を展開している。 リーグは異なるが、決定率では前所属パリ・サンジェルマンで躍動する若きフランス人FWブラッドリー・バルコラの方が印象的だ。バルコラはここまで28本のシュートで8ゴールを奪っており、28.5%と高い決定率を記録している。 バルセロナ戦では相手のハイラインに引っかかって何度もオフサイドを取られたが、他のゲームでは相手が自陣に引いてブロックを固めてくるケースが多い。ムバッペ得意のスピードに乗ったプレイが制限されており、それも思うように得点を奪えていない理由の1つか。 まだ評価を下すには早すぎるが、レアルは特別なクラブだ。早期の結果が求められる環境にあり、今の決定力ではサポーターも納得しないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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