早大、13残塁で一歩及ばず 主将の4番・印出太一「もう一回厳しい練習をして…」/大学野球選手権
全日本大学野球選手権最終日(16日、青学大2-1早大、決勝、神宮)早大が13残塁で2015年以来6度目の優勝はならなかった。前回王者にあと一歩及ばなかった。19年1月に就任して以降、初めての全国の舞台は準優勝に終わり、元ロッテ投手の早大・小宮山悟監督(58)は悔しさをにじませた。 「ここっていうところでねじ伏せられた。力負けと認めざるを得ない」 0-0の四回無死1塁に相手のミスで先制したが、無死三塁から追加点を挙げられず。直後の五回に2点を奪われ、逆転を許した。毎回走者を出し、チャンスは作るも本塁が遠く、チームとして13残塁。相手投手陣を攻めきれなかった。 主将で4番の印出(4年)は1-2の七回2死二塁の場面で中飛に倒れ、「自分も含めて1本出せなかったことに尽きる。そこが自分たちの今の実力」。秋の明治神宮大会以来の頂点へ「もう一回厳しい練習をして、日本一を争える舞台に帰ってくるしかない」と前を向いた。(萩原翔)