昔ながらのナンコ遊びで真剣勝負! 鹿児島県宇検村の小中学生
鹿児島県宇検村教育委員会主催の「やけうちっ子ナンコ大会」が27日、同村の元気の出る館であった。村内の小中学生26人が参加し、郷土に伝わる昔ながらのナンコ遊びで真剣勝負を繰り広げた。 村教委が2015年度から開催している「やけうちっ子体験チャレンジスクール」の一環。個々の持っている「生きる力」を高める目的で、年度を通してさまざまな体験活動を展開している。 ナンコは、相手に本数が分からないように手の中に3本までの角材を隠し持った2人が競技盤を挟んで向かい合い、盤の上に手を突き出して互いに相手が持っている角材の本数を当て合う遊び。 ナンコ大会は24年度の第1回スクールで、参加者は村連合青年団の団員らを講師に団体戦と個人戦で競った。5チーム総当たりの団体戦は、作戦会議を開いて出場順を決めるなど勝負前から頭脳戦を展開。個人戦も1回戦から威勢のいい掛け声を響かせ、本気の勝負を楽しんでいた。 個人戦の小学5年~中学1年の部で優勝した名柄小5年の女児は「年上との勝負で不安だったけど勝ててよかった。相手が1回出した手の形を覚えておくと、棒が何個入っているか分かりやすい。来年の大会でも1位を取りたい」と笑顔で話した。