町田・黒田剛監督、昇格組対決・東京Vとのダービーマッチへ「勝って初めて東京で1番だと示しうる」
町田の黒田剛監督が17日、東京V戦(19日・Gスタ)に向けて取材に応じ「同じ東京(を本拠地とするクラブ)同士だし、昨季一緒にJ1へ昇格した仲間のような意識も芽生えている。その中で(FC東京含めた)東京の3クラブでトップを狙っていきたい、という思惑がある。ヴェルディに勝って、初めて東京の中で1番だと示しうることができる」と“東京クラシック”と銘打たれるダービーマッチに向け、集中力を高めた。初挑戦のJ1で町田はここまで2位と躍進中。一方、東京Vも16年ぶりのJ1で、ここ11戦負けなしの11位と粘り強い戦いを続けている。 今季ともにJ2から昇格した町田と東京V。昨季はJ2で激しく上位を争い、夏には町田が東京VからMFバスケス・バイロンを獲得したこともあり、サポーター同士も熱を帯びた。黒田監督は今季の東京Vについて「元々、守備に定評があるチーム。早い段階での先制点は重要」と語り、ともに馬力のある好調の2トップ・染野&木村を警戒した。 昨季J2の対戦では町田が1勝1分け。互いに球際での勝負などにこだわりを持つ両チームだけに、激しい戦いとなることは必至だが「間違いなく(東京Vは)強いチーム。どういう雰囲気、展開になろうと、落ち着かせて冷静に熱く戦わせたい」と指揮官。また今季新加入のDF昌子源は「去年はバチバチのファイトだった、と聞いている。お互い、プライドと意地のぶつかり合いになる。今年きた選手も相当の覚悟がないと、勝てない相手だと思いますし、素晴らしいサッカーをしている相手なので、今の順位は関係なく、チャレンジャーとしてやっていきたい」と表情を引き締めていた。
報知新聞社