イタリアで600万人を動員、パオラ・コルテッレージの監督デビュー作「ドマーニ!」公開
パオラ・コルテッレージが監督デビューを果たし、主演も務めたイタリア映画「C'è ancora domani」が、「ドマーニ! 愛のことづて」の邦題で3月14日より公開されるとわかった。 イタリアで600万人を動員し、2023年の国内興行収入ランキング1位となった本作では、1946年を舞台に戦後のローマで生きる市民たちと権利を渇望する女性たちの姿が描かれる。家族と一緒に半地下の家で暮らしているデリアは夫イヴァーノからの暴力や、意地悪な義父オットリーノの介護に苦しんでおり、青果店を営む友人のマリーザ、デリアに好意を寄せる自動車工のニーノと過ごす時間が唯一の心休まるときだった。ある日、長女マルチェッラが裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を招いて昼食会を開くことに。そんなデリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。 デリアをコルテッレージが演じ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ジョルジョ・コランジェリ、ヴィニーチョ・マルキオーニもキャストに名を連ねる。イタリア版アカデミー賞とされる第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多19部門にノミネートされ、主演女優賞、助演女優賞、新人監督賞、脚本賞で最優秀賞を獲得。5月に開催された「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映された。 「ドマーニ! 愛のことづて」は、東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開。配給はスモモが担当する。 ©2023 WILDSIDE S.r.l - VISION DISTRIBUTION S.p.A