「世界一を成し遂げたい」 95カ国参加のロボコン大会へ意欲 快進撃の沖縄アミークス出身者と小中学生
世界95の国・地域から400を超える代表チームがロボット技術やプログラミングの知識、スキルを競う「WRO(ワールド・ロボット・オリンピアード)」の世界大会が28~30日、トルコで開かれる。沖縄県内からは全国大会でいずれも準優勝した沖縄アミークスインターナショナル出身の高校生でつくる「アミークスR2K」と、小中学生の「アミークスガールズ」が出場する。メンバー6人と関係者が10月21日、県庁に照屋義実副知事を訪ね、意気込みを語った。 【写真】高校生ロボコンで全国優勝した沖縄水産高の國吉良虎さん、黒島英留さん、仲里義道さん。海のごみを拾う水中ドローンを開発した 「R2K」は山田黎音(らいと)さん(N高校3年)、黎弥(れいや)さん(沖縄国際学院高等専修学校1年)兄弟と佐和田海斗さん(開邦高校2年)。「ガールズ」は佐和田さんの妹の優里さん(同中2年)と奈月さん(沖縄アミークス小6年)、金城佳蓮さん(同中1年)。 両チームは8月に富山県で開催された全国大会のシニア(高校生)、ジュニア(中学生)部門でそれぞれ準優勝し、世界大会の切符をつかんだ。 さらに「R2K」は9月にイタリアで開催された国際大会にも出場し、県勢初の3位と快進撃を続けている。 県内から国際大会シニア部門出場は初。ジュニア部門は2年連続。 黎音さんは「応援してくれる人の思いも背負って世界一を成し遂げたい」、優里さんは「世界大会では優勝できるように頑張る」とそれぞれ意気込んだ。 照屋副知事は「力をいかんなく発揮してほしい。県民が背中を押しており、将来的にも日本を代表する人に成長して」と激励した。(社会部・新垣亮)