「もう50歳、最後の地元記念のつもり」巨体揺らす“肥後の名物レーサー”が準決勝進出!/熊本競輪G3
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(G3)」は4日、2日目を開催。7Rの二次予選を走った島田竜二(50歳・熊本=76期)に話を聞いた。 島田といえば巨体を揺らし直線を突っ込んでくるプレーが特徴的な肥後の名物レーサー。今年6月に50歳を迎えたがまだまだ意気盛んで、前検日から「最低でも準決まではいきたいね」と目をぎらつかせていた。 7R二次予選は林慶次郎-松岡貴久の3番手に付けると、林の2周駆けに食い下がり3着を確保。目標としていた準決まで勝ち上がった。「もう、慶次郎のすごさでしょ。タカちゃん(松岡)も前に進むし、自分も気持ちが入った。ただ、ゴール後はひやっとした。タカちゃん、厳重注意ね(笑)」とゴール後にヨレた松岡と接触し、あわや落車しかけたプレーを振り返ったが、おおむね気分はよさそうだ。 共同記者会見では「もう50歳。最後の地元記念のつもりでやっています!」と強い気持ちを示したが、そのあと裏では「本当は60歳までやりたいんですよ。細く、長く(笑)」と、どん欲に本音を明かした。準決12Rは脇本雄太-中本匠栄の3番手という難関だが、何が何でも食い下がり目標を大きく更新してみせる。(netkeirin特派員)