【紅白リハ】坂本冬美、能登からの生中継出場に緊張「泣かずに歌うことが1番の目標」
輪島市から『能登はいらんかいね』を披露する
演歌歌手の坂本冬美が29日、大みそかに行われる『第75回NHK紅白歌合戦』(午後7時20分)のリハーサルに登場。報道陣の取材に応じ、能登への思いを告白した。 【写真】『第75回NHK紅白歌合戦』の曲順 「あなたへの歌」がテーマの今年の紅白歌合戦。36回目の出場となる坂本は、1月の能登半島地震、9月の豪雨で大きな被害を受けた輪島市から生中継で『能登はいらんかいね』を披露し、能登の「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)保存会」と一緒に作り上げる。 坂本は「デビュー4年目の作品で、なんと34年ぶりに紅白で歌わせていただきます。いろんな意味でいつもと違う緊張感があります。心を届けられる歌が歌えたらと思っています」と意気込み。 楽曲発表当時から交流を深めてきた能登の人々の前で披露することについては、「大みそかの紅白と言えば家族で楽しむ番組。去年は楽しまれて、その翌日あのような地震が起きてしまった。これから毎年、悲しい地震を思い出すことになると思う」とコメント。「そういったみなさんに悲しみだけではなくて、また一から頑張ろうと思っていただけるような紅白にしたい。地元のみなさんの前に行ったら、どんな感情になるか想像できませんが、泣かずに歌うことが1番の目標です」と思いを伝えた。 今年の紅白歌合戦は、ひとりひとり、それぞれにそれぞれの「歌」があり、メジャーもマイナーも、国も性別も、時代にもとらわれることなく、他でもない“あなた”へ最高の歌をおくることを目指す。司会はタレントの有吉弘行、俳優の橋本環奈、伊藤沙莉、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーが務め、審査員は、漫画『名探偵コナン』の作者である漫画家の青山剛昌氏、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、俳優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子、俳優の横浜流星、脚本家の吉田恵里香氏の8人が務める。
ENCOUNT編集部