ふだん使用していない銀行からの「未利用口座管理手数料」の案内。このまま放置したらどうなるのでしょうか?
開設したままいつの間にか使わなくなった銀行口座がある場合、銀行から「未利用口座管理手数料のご案内」が届いて驚くかもしれません。 そもそも「未利用口座管理手数料」とは何なのか、どのような人に案内が届くのか、よく分からない人もいるでしょう。 本記事では、未利用口座管理手数料の内容や意味とともに、手数料の発生を防ぐ方法や、そのまま放置して残高がゼロになってしまった場合にどうなるのかを解説します。銀行から「未利用口座管理手数料」の案内が届いた方は、ぜひ参考にしてください。 ▼実家で子ども時代の「通帳」を発見! 引き出しは可能なの?
「未利用口座管理手数料」とは?
未利用口座管理手数料とは、一定期間以上にわたって放置されている口座を対象に発生する手数料のことです。銀行が未利用口座管理手数料を導入する目的には、未利用口座の発生とその不正利用を抑止、口座利用者へのサービス維持・向上などが挙げられているようです。 例として、ある銀行では、2004年4月1日以降に新設された口座のうち、2年以上一度も預け入れや払い戻しがない普通預金口座を未利用口座として取り扱っているようです。その対象となった場合は口座名義人のもとへ文書にて案内を送付し、それでも一定期間取引がない場合は、年間1320円(税込み)の管理手数料が引き落とされます。 他にも、手数料の金額が年間1100円(税込み)であることや「口座保有者が18歳未満である場合は手数料が免除される」という記載があるなど、手数料の金額や対象となる口座の条件などは銀行によって異なるため、確認しておくといいでしょう。
「未利用口座管理手数料」の発生を防ぐ方法
未利用口座の対象となった場合、口座名義人のもとへその旨の案内が届きます。案内が届いてから一定期間内に入金や出金をすることで手数料の発生を防げる場合があるので、案内の内容をしっかり確認することが大切です。 また、残高1万円以上の口座は未利用口座の対象にならないという銀行もあるため、今後も利用を続けるのであれば、手数料発生の条件を確認しましょう。