11月なのになぜ? 統計史上初の台風4つ“同時発生”へ 本州への影響は
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11月として史上初めて4つの台風が同時に存在する見込みです。この台風の影響で記録的な大雨となった沖縄県。本州への影響は。 ■台風4つ“同時発生”へ 本州影響は 10日、9日と季節外れの記録的な大雨となった沖縄県。 沖縄県東村では10日までの48時間雨量が639ミリと観測史上、最大の雨量が観測されました。 この大雨に影響を及ぼしたとみられるのが日本の南にある3つの台風“トリプル台風”です。 まず、4日未明にフィリピンの東で台風22号が発生。そして9日に太平洋熱帯域で23号、24号が相次いで発生したのです。 11月の台風発生数の平年値は2.2個ですが、今月、まだ半月も経っていないのにもう3つも発生しているのです。 さらに今、注目されているのがフィリピンの東にある熱帯低気圧です。 台風が3つから4つに。トリプルから“クアッド台風”となれば、一体どうなってしまうのでしょうか。 4つの台風が同時に存在する“クアッド台風”は2017年以来7年ぶりで、11月としては統計開始以来、初めてとなります。 なぜ今年、台風の発生が相次いでいるのでしょうか。 今村涼子気象予報士 「今年は11月になっても、まだ太平洋高気圧が強いことが原因の一つと考えられます。太平洋高気圧が強いことで、そのふちをまわる東風が、ちょうど台風発生エリアで強く吹いているんです。その強い東風によって風が回転しやすくなって、台風を生む渦が発生しやすくなっているということが考えられます」 気になるのが今後の進路です。沖縄県のように本州にも影響はあるのでしょうか。 今村涼子気象予報士 「すでに発生している3つの台風ですね。22号と23号、24号、これはほとんど日本に影響はないと予想しています」 22号は12日に南シナ海で熱帯低気圧に変わる予想です。23号と24号は週後半にも熱帯低気圧に変わるとみられます。 今村涼子気象予報士 「注意が必要なのが、この後、25号になる予想のもの。北上次第にもよるんですけれども、本州方面にも湿った空気を送り込んで、前線などを活発化させることも場合によっては考えられます」 台風25号へと発達した場合は本州でも大雨を降らせる恐れもあり、注意が必要です。
テレビ朝日