たまたま旅行で来日していたGLORYウエルター級王者チコ・クワシ（左）が親友与座優貴の会見に登場し、仲良く記念写真

　立ち技打撃格闘技のK－1は22日、都内で会見を開催し、「K－1ワールドMAX2024」（7月7日、代々木第2体育館）の追加カードを発表した。追加されたのは次の4試合とプレリミナリーファイト3試合。 　▼スーパーファイト（－63・5キロ契約、3分3R延長1R） 　与座優貴（team VASILEUS／K－1ワールドGPライト級王者）　VS　ゴンナパー・ウィラサクレック（タイ／元K－1ワールドGPライト級王者） 　▼K－1フェザー級（3分3R延長1R） 　兼田将暉（RKS顕修塾）　VS　寺田匠（team VASILEUS） 　▼K－1女子アトム級（3分3R延長1R） 　松谷綺（ALONZA ABLAZE）　VS　チョン・ユジョン（韓国） 　▼K－1スーパーフェザー級（3分3R延長1R） 　山本直樹（K－1ジム五反田チームキングス）　VS　松山勇汰（ALONZA ABLAZE） 　約1年ぶりにK－1のリングで戦う現K－1ワールドGPライト級王者・与座優貴（26）は、元同級王者のゴンナパー・ウィラサクレック（31）と対戦する。ゴンナパーは今年4月のKrush160で2年ぶりにリングに立ち、塚本拓真を3－0の判定で下した。 　その試合について聞かれた与座は「あの出来で7月来たら、相手にならないなと思いました」と話したが、一方で「自分も3月（負傷判定2－0でRISEの中村寛に勝利）の出来ではダメだと思うので。もっと万全に仕上げて、7月がお互いのピークぐらいの仕上がりで迎えたいと思います」と話した。 　与座は6月頭に1～2週間、タイ合宿に行くことも明かし「自分の階級の選手が多いところやONEの選手が多いジムに行ってみたい。ムエタイにムエタイで行ったら勝てないと思うので、そのムエタイに付き合わないためにムエタイのリズムを知りたい。あとは今後、勝っていけば、もっと強いムエタイのチャンピオンだったりがいると思うので」と話した。 　与座はK－1 GYM SAGAMI－ONO KRESTからteam VASILEUSへと所属先を変更した。尊敬する武尊や、松倉信太郎、野杁正明、寺田匠と一緒のチームだ。与座は「雅和さん（渡辺雅和トレーナー）とマンツーの練習が増えたので、より自分のコンビネーションを磨く時間だったりとか『精神と時の部屋』みたいなイメージでやれてます」と、ドラゴンボールに登場する修行の部屋の名前を出して説明した。 　与座は最後に「宮田さん（宮田充Krushプロデューサー）に提案なんですけど。KOボーナスが欲しいなと思っていて。どうでしょうか？」と打診。宮田プロデューサーとK－1のカルロス菊田プロデューサーは「可能性は否定しない」と、即答はしなかったが、与座は「はい、決定で」と笑顔で断定していた。【千葉修宏】