シンプルイズベスト。街でもキャンプでも履きやすいデザイン

　リカバリーサンダルが人気沸騰中だ。かつてはスポーツを楽しむ人の間で普及していたが、近年ファッションアイテムとしても注目を集めている。 ■【画像】一度履いたら戻れない心地よさ! 街でも違和感なく履きこなせる人気のリカバリーサンダル（写真をすべて見る） 　今回は、キャンプシーンでも活躍する、ビーチサンダルのように鼻緒がついた形状の「トングタイプ」のリカバリーサンダルを紹介したい。

■唯一無二の履き心地! リカバリーサンダルの秘密

　リカバリーサンダルは、クッション性に優れたソールが採用されており、その名の通り「足の疲労を軽減」してくれるサンダルだ。柔らかいクッションソールが足全体を包み込み、地面から足に伝わる衝撃を軽減してくれる。 　土踏まずのアーチを支えるフットヘッドの構造が特徴で、足裏を正しい位置にサポートしてくれるため、足が疲れにくい。もちろん個人差はあるが、筆者はふかふかで快適な履き心地に衝撃を受けた。もうほかのサンダルには戻れない。 　ファッション性の高さもリカバリーサンダルが注目されているポイントだ。さらに着脱が簡単にできるため、キャンプの際も大活躍で、特にテント周りを移動する際に便利である。水辺で靴が濡れる心配もしなくてよい。

■リカバリーサンダルのおすすめ人気ブランド3選

　トングタイプのリカバリーサンダルは、歩いていて脱げにくく、通気性も高い。一足は持っておきたいサンダルだ。 　ただし足先は守られていないため、足場が悪い場所や暗い場所を移動する際は、ケガをしないよう注意して歩こう。 ●OOFOS「OOriginal」　OOFOS（ウーフォス）は、アメリカで誕生したブランドで、リカバリーサンダル界のパイオニアといっても過言ではない。 　カラーは6色展開。独自のフットベッド設計で、膝・足首・関節へのストレスを軽減してくれる。洗濯機で洗えるため、臭いを抑えられるのもうれしいポイントだ。 　飽きのこないシンプルなデザインで、ソールは程よいボリューム感。キャンプコーデにもマッチする。 　筆者は、シーズン真っ最中に「OOriginal（ウーオリジナル）」のBlack・26cmを購入しようとしたが、入手できず、次のシーズンまで待つことになった。気になっている人はシーズン前からチェックしておこう。 OOFOS「OOriginal」 価格/8,580円（税込） カラー/Black・Nomad・Olive Drab・Slate・Neptune Blue・Blush サイズ/22~30cm（1cm刻み） ●TELIC「FLIPFLOP2」　TELIC（テリック）のコンセプトは、「雲を歩くような履き心地」。日本人の足の形に合わせて設計されているため、素足に心地よくフィットする。 　軽量でクッション性に優れており、快適に履き続けられるのが特徴だ。日本初の足病医療の総合病院「下北沢病院」が唯一推奨するリカバリーフットウェアでもある。カラーバリエーションも8色と豊富なのもうれしい。 TELIC「FLIPFLOP2」 価格/7,260円（税込） カラー/Cork brown・Black・Ivory・Pistachio green・Sand・Midnight blue・Olive・Ash gray サイズ/22cm~29cm（0.5cm刻み） ●HOKA「ORA RECOVERY FLIP」　HOKA（ホカ）のソールは二重構造で、耐久性と安定性を兼ね備えている。グリップ力が強いため、デコボコ道や濡れた岩場などでも滑りにくい。かかと部分と中央のアーチが深めに設計されているため、足への負担を軽減してくれる。 　また鼻緒部分の生地は肌触りがよく、伸縮性のある素材が使用されている。指の間が擦れにくく、快適な履き心地だ。 HOKA「ORA RECOVERY FLIP」 価格/9,900円（税込） カラー/ブラック・ダークグルグレー サイズ/（メンズ）25cm~29cm（1cm刻み）、（ウィメンズ）22cm～25cm（1cm刻み） 　夏になると、人気のカラーやサイズは売り切れになる可能性もあるため、リカバリーサンダルは早めに手に入れておきたいアイテムだ。目的やシーンに合わせて、自分好みの一足を選ぼう。 佐々木 有介（ささき ゆうすけ） ひとり旅好きのライター。バックパックひとつでどこにでも行く。 趣味は、キャンプ・スノーボード・お酒・料理。 身に付けるものやギアは、ひとつのものをずっと使い続けるタイプ。 壊れても直して使う執念深さを持っている。