【MLB】 フィリーズの新人ウィルソンがサイクル安打達成 マイナー通算802試合に出場の29歳苦労人
【ナショナルズ3-13フィリーズ】@シチズンズ・バンク・パーク
日本時間8月16日、フィリーズは打線が爆発してナショナルズに13対3で大勝。中でも8番に入ったウエストン・ウィルソンがサイクル安打を達成する大爆発を見せた。サイクル安打達成はフィリーズの球団史上10人目、今季のMLBでは4人目の快挙。フィリーズは先発のザック・ウィーラーも6回1失点の好投で12勝目(5敗)を挙げた。ナショナルズは9失点を喫した先発のミッチェル・パーカーに7敗目(6勝)が付いている。 フィリーズの新人ウィルソンがサイクル安打達成 ウィルソンは、第2打席でキャリア初の三塁打を放つと、第3打席で単打、第4打席で3号ソロの本塁打、第5打席で二塁打を放ち、快挙を達成した。29歳のウィルソンは昨年メジャーデビューを飾ったばかりのオールドルーキー。マイナー通算802試合、3267打席に立ってきた苦労人だ。MLBでも通算出場数は24試合にとどまるが、通算打率.333、OPS1.033とアピールを欠かしていなかった。 ナ・リーグ東地区首位のフィリーズは後半戦は8勝17敗と大ブレーキがかかっていた。しかし、今日の大勝によってナ・リーグトップタイの71勝目をマーク。そして勝率で見ればドジャースを超えてナ・リーグトップの.587に戻している。失速中とはいえ、2位ブレーブスに7ゲーム差を付け、地区優勝は濃厚なフィリーズ。目指すのはリーグ最高勝率とプレーオフのシードだ(ファーストラウンドバイ、ワイルドカードシリーズが免除され、地区シリーズから登場)。苦労人ルーキーの奮起でさらに勢いづくことはできるだろうか。