25周年を迎えるキャデラック エスカレードが2024年モデルを販売開始。8人乗りの「プレミアム」を日本初採用
米国を代表するプレミアムSUVの25年を振り返る
2024年1月22日、ゼネラルモーターズ(以下、GM)・ジャパンはキャデラックのフラッグシップSUV「エスカレード」の2024年モデルを販売開始した。これを機に、エスカレードの25年を簡単にふり返ってみたい。 【写真はこちら】パワフルで効率的なパワートレーン、4Kテレビの2倍の高精細を誇るドライバーインターフェースなど、スケールの違いを見せつける(全8枚) エスカレードは、GMが「キャデラック」ブランドから送り出す、フラッグシップSUVだ。初代は1999年に誕生。2024年で誕生25周年を迎えるが、その間に4度のフルモデルチェンジを行い、現行型は2020年に登場した5代目となる。なお、GM ジャパンでは2014年に登場した4代目から日本仕様を導入している(販売開始は2015年)。 エスカレードは、米国車の高級ブランドであるキャデラックのプレミアムSUVとして、圧倒的な存在感を放ってきた。初代こそGMC ユーコンデナリ(日本未導入)の高級版という設えで短命に終わるが、2002年に登場した2代目は当時のキャデラックに共通したメッキの格子状フロントグリルや本革内装などを採用して人気を集め、米国を代表するプレミアムSUVとなる。ロングボディやピックアップもラインナップされていた。 3代目は2006年に登場。2代目よりもアグレッシブなスタイリングで、やはりロングボディやピックアップをラインナップ。三井物産がインポーターとなって、日本にも正規輸入された。また、日本には未導入だがハイブリッド車も追加設定されていた。2014年に登場した4代目は、2010年に登場したミドルクラス SUVの2代目「SRX(現在のXT5の前身)」などと共通の精悍な顔つきとなった。 歴代モデルで共通なのは、V8エンジンを搭載した4WDであること。そしてキャデラックにふさわしい威厳のあるスタイリングで、全長も5mを超えるなど堂々たる体躯を誇っている。ヨーロッパのプレミアムSUVとは違う、アメリカンテイストのプレミアムSUVとして、日本でもファンは少なくない。