とんねるず武道館公演チケット即完売!コンビ活動激減でも「人気歌手としての魅力」は衰え知らずのワケ
大御所お笑いコンビの「とんねるず」が、令和の時代でも大きな話題を生み出している。 とんねるずは、今年11月8日、9日にかけて日本武道館で『とんねるず THE LIVE』を開催予定。このライブのチケットが8月24日に一般発売されたのだが、すぐに売り切れて即完状態となった。 【画像】とんねるずのデビュー曲 チケットサイトで超高額のプレミアム価格で転売されるなど、凄まじい人気の高さを見せている。
コンビ活動が激減するなか珍しいライブ活動
とんねるずといえば、ここ数年はコンビでの活動は激減し、2人で共演するのは正月に放送する『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!スペシャル』(テレビ朝日系)くらい。個人での活動がメインとなり、今回のライブはかなり珍しいイベントになる。 ライブの詳細は明かされていないが、歌をメインとしたものとなるようで、石橋は自身のラジオ番組で「テーマは泣かせる」だと公表。歌手として真っ向勝負を仕掛ける可能性が高く、とんねるずの往年の名曲がじっくりと聴けるライブになりそうだ。 そこで、今回は『とんねるず THE LIVE』のチケット即完を祝して、とんねるずの歌手としての魅力を再検証していきたいと思う。
お笑い業界の歴史を変えた「マジ」の歌手活動
とんねるずの歌手の歴史といえば、1984年12月にリリースした『一気!』からはじまるだろう。 この作品は、まさに当時のとんねるずを象徴する作品で、悪ノリな勢いだけのコミックソング。現在では考えられないような「一気飲み」をテーマにした楽曲で、昭和の良き時代を思わせる作品となった。この楽曲以前にもシングルとして『ピョン吉・ロックンロール』などを発売しているが、歌手として本格的に始動したのが『一気!』だ。 そして、とんねるずの歌手としての可能性を広げたのが、1985年にリリースした『雨の西麻布』となる。ムード歌謡を思わせる作品で、『一気!』からテイストがガラリと変更。オリコン5位にランクインするヒット曲となった。 かと思えば、ロック調の『やぶさかでない』、ディスコ調の『嵐のマッチョマン』、『炎のエスカルゴ』、2人が気持ちよく歌い上げる歌謡曲『迷惑でしょうが…』など、次々とジャンルの違うシングルを発売。 どの楽曲もヒットを記録し、1988年ころからは全国ツアーも開催するなど、お笑い業界の歴史を変えるような「マジ」の歌手活動を行っていくことになる。