奇態のピエロに油断するな...!恐怖に慄く映画「IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」
怖いテレビ番組、大好きなアニメの謎回...。娯楽のはずのエンターテインメントを楽しむなかで、稀に恐怖で記憶に残ってしまう映像がある。どれだけ時間が経っても、ふとしたときに脳裏をよぎる悪夢のようなあの感覚だ。 【写真を見る】映画「IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」より そんななかでも、数多くの人に最大級のトラウマを植え付けたと言ってもいいのが、スティーヴン・キング原作の映画「IT/イット "それ"が見えたら、終わり。」(2017年公開) のPR動画だろう。映画の予告やコマーシャルで頻繁に流れていたため、本家を見たことがなくとも、「あの狂気に満ちたピエロの顔が頭から離れない」という人もいるのではないだろうか。 そんな本作の完結編となる「IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」(2019年公開) が、洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」で8月17日(日)、23日(金)に放送される。 前作で描かれた「連続児童失踪事件」から27年後の世界が舞台。幼少期に"それ"と呼ばれる怪物から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは大人になっていた。そんななか、メイン州の長閑な田舎町・デリーで、新たな連続児童失踪事件が発生する。かつての子供たちに、"それ"から「COME HOME COME HOME(帰っておいで) 」というメッセージが届いて...。 完結編では、前作では明かされなかった「なぜ町から子供が消えるのか?」、「27年周期で事件が起きる理由とは?」、「"それ"の正体と目的とは?」のすべてが明らかに。さらに、ピエロのような見た目をしている"それ"がパワーアップしており、恐怖、不気味さ、グロテスクさが作品の中に充満。冒頭から結末まで目が離せない! ...とはいえ、あまりの怖さに時折、笑ってしまうシーンがあるのも本作の見どころのひとつ。様々なかたちに変化する奇態なピエロが、奇妙な動きで人間を追いかける姿は恐怖そのもの。だが、度を超えることもあって、ユーモラスなシーンに見えるのだ。 ただし、笑ったからといって油断は禁物。肩肘張らず作品を見ていると「やっぱり怖いんかい!」とツッコミを入れたくなるシーンにぶつかる。"それ"と呼ばれる怪物ピエロと対峙する際は、決して油断してはならない。感情がジェットコースターのように右往左往するので、しっかり心の安全バーを装着して備えるべきなのだ。 もちろん前作未見の人でも十二分に楽しめるのでご安心を。ただ、新たなトラウマを植え付けられる可能性があるので注意してご覧いただきたい。いい意味で鑑賞後に後悔する映画「IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」は、この夏、ゾッとしてハラハラしたい人におすすめの作品である。 文=浜瀬将樹
HOMINIS
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