【オジサンのアート欲を満たすPOP感】キース・ヘリングについて知っている2,3の事柄
ニューヨークの地下鉄構内に実際に描かれたアートが初めてリアルな時計になって登場!
キース・ヘリング（1958～1990）といえば、アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアなどと並び称される1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト。 【画像】「タイメックス×キース・ヘリング」コラボレーションモデルを見る 80年代初頭にニューヨークの地下鉄で、黒い紙が貼られた使用されていない広告板を使った通称“サブウェイドローイング”というグラフィティ・アートで一躍注目されたのは、おじさん世代にはご存知の通り。 ポップで華やかでシンプルな作画には、差別や暴力などの社会的メッセージも込められ、ストリートアートの先駆者でもありました。 ウエニ貿易が手がけるタイメックスが、キース・ヘリングとのコラボレーションモデルを11月17日（金）に発売します。
「Q TIMEX」モデルは、「オンタイム 渋谷ロフト店」のみの販路限定モデル
キース・へリングの時計といえば、1986年に発売されたスイスのカジュアル時計ブランドが有名ですが、実はキース・へリングがアートとして最初に時計を書いたのはTIMEXでした（1982～1983）。 キース・へリングが時計にあえて「TIMEX」と書き入れたのは、アメリカの人々にとってTIMEXが最も馴染みのある時計ブランドであるからだと言われています。 「アート作品の値段が高すぎる」「アートは分け隔てなく人々に届かなくては無意味だ」と考えたキースは、誰でも廉価でアートを所有できるようにと、自らのグッズを販売する「ポップ・ショップ」をニューヨークと東京・青山に開店しました。 キース・へリングとのコラボレーションを、ある意味で“本家”のTIMEXが手掛けたのが本コラボレーションの3モデル。 実際にニューヨークの地下鉄構内に描かれたアートをベースにした最新タイムピースです。
梶井 誠
