遠藤憲一がガチで料理挑戦「俺を笑ってください」自虐的にアピール「始める人が増える気がする」
俳優遠藤憲一(63)が、このほど都内で行われたBS朝日「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」(18日午後11時、25日午後11時30分)の取材会に出席した。 【写真】BS朝日「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」取材会に出席した遠藤憲一 同番組は今年6月、遠藤の自炊ドキュメンタリーとして放送。周辺からの反響は「なかった」というが、「X(旧ツイッター)へ書き込みがそこそこあったみたいで、あんまりBSではこういう反応にならないんだよって言われた」。その結果、第2、3弾の放送が決定した。 「手先が器用ではなく、段取りも悪いので、女房にほとんど作ってもらっている」という遠藤がレシピ本を見て、材料を買うところから密着。「全部放り出されてやってるので、相当時間が…」と苦笑。「芸人さんでも絶対嫌がるだろなってくらいの時間のかけ方でやっているんです」。それゆえ、番組継続を聞いた率直な感想は「またやるのか、って」と笑った。 失敗もしばしばあるという。実際、私生活の買い物でも「いつも買う物は大丈夫だけど、たまに言われるものは忘れちゃう。家を出るときは覚えていても、完全に忘れちゃうのでメモしています」という。また「実は朝、家を出る時間もメモしています。大丈夫だとは思うけど念のために」と明かした。 今日が最終回となるテレビ朝日系ドラマ「民王R」(午後9時)では主人公の武藤泰山を演じている。「とにかく1人でしゃべっているシーンが多く、みんな1回終わったらもう席で雑談してるのに、自分はずっと台本を読んでいて、移動中もずっと読んでます。人の何倍もやって、やっと同じレベルなんです」と告白。名演技の裏にある努力をうかがわせた。 そんな遠藤だが、「家で練習はしないようにしていているんです」と告白。「家では奥さんのお手伝いレベル以外のことはやらないで、BS朝日さんの番組を通しての成長を見せていきたい」と意気込んだ。 「普通は完成させるのが料理番組。でも完成しないかもしれない。それでも応援しちゃうところが面白さだと思うんです」という。「(視聴者が)ちょっと上目線で見られる作品なので、俺をばかにしながら見てください」とし、「こんなんでいいなら俺はもっとできると、料理を始める人が増えるような気がする」と自虐的にアピールした。 番組監督は「失敗を笑うとか、やゆするのだけは絶対にしたくない。優しい気持ちで見てください」と呼びかけた。それでも遠藤は「俺はいいよ、笑ってくれて」と強調。「料理は本当に知らないし、監督も料理を知らないので、ツッコミ合いながらやっていますので、笑ってください」とあらためてアピールした。