南明奈、濱口優との交際宣言の理由とは
14歳でモデルとしての仕事を始めてから、今年で11年目。長い間、芸能界に身を置きながらも「芸能界が好きか嫌いかと聞かれたら、好きとは言えないし、今でもこの世界が自分に向いているとは思えない。大変なことも多いし、嫌なこともありますからね」と、淡々と話す。「あることないこと言われるし、精神が強くないとできない仕事。悪口は気にしないけれど、嘘の情報が出回るのが嫌。その嘘が理由で『嫌いだ』と言われるのが悲しい。その嘘を正すためにいちいち反論するのもきりがないし」と、日の当たるところにいるからこその苦悩を明かす。 彼女にとって最もキツかった時期は、学業と仕事を両立していた17歳の頃。「たくさんのお仕事をいただけたのはありがたいこと」としながらも「高校を休んだ分だけレポートや補習も溜まるし、学校に行っても話題に入っていけなくて浦島太郎状態でした。『私の席に知らない子が座っているんだけど』『席替えをしたんだよ』とか当たり前で、実はとても寂しかった」と、多感な時期に経験した孤独を振り返る。 「10代の頃に比べると仕事もだいぶ落ち着いてきたけれど、今のバランスが凄くいいとも感じる。タレントとしてどうなの?と言われそうだけれど、その時々の流行に合わせて生きようとするのは自分としても違うと思うし、自分は自分の波に乗っていたい。『アッキーナの自然体なところが好き』と言ってくれるファンの方もいたりして、そんなときは嬉しい」と、染まるのではなく身を置くスタンスをあえて選択する。 タレント・南明奈としての強みを聞くと「う~ん、わからない」と悩みながらも「自分一人で歩いてきたわけではない、ということは常に忘れないようにしています。マネージャーさんや私を綺麗にしてくれるメイクさん、スタイリストさん、そして支えてくれる周囲の人たちの力をもらって、初めて“南明奈”が出来上がっているわけですからね」と素直な思いを言葉にする。そんな姿勢が、ファンだけでなく彼女を支える関係者からの後押しを得ているのかもしれない。 (取材・文/石井隼人) ■南明奈(みなみ・あきな) 1989年5月15日生まれ、神奈川県出身。モデル、グラドルを経て“アッキーナ”の愛称でブレイク。現在はドラマ、映画、バラエティーなどコンスタントに活躍中。BS12ch TwellV「ハワイに恋して」(土曜午後9:00)の8月2日放送分から、新シーズンゲストとしてハワイの注目スポットを紹介する。同日には、横浜赤レンガ倉庫で行われる番組連動イベントのトークショーにも参加。番組公式ホームページ