インテルに大敗のラツィオ、鎌田大地出番なしの一戦にサッリ監督は落胆「みっともない姿。うんざり」中盤のライバルたちは軒並み不合格に | スーペルコッパ・イタリアーナ
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、日本時間20日に行われたスーペルコッパ・イタリアーナの準決勝インテル対ラツィオ戦終了後、インタビューに応じて試合を振り返った。 【動画】インテルが3発快勝で大会3連覇へ王手!スーペルコッパ準決勝 インテル × ラツィオ|ハイライト
今年は、昨シーズンのセリエAとコッパ・イタリアで1~2位の4チームが参加するファイナル4方式を採用し、サウジアラビアで開催されているスーペルコッパ・イタリアーナ。セリエA準優勝のMF鎌田大地が所属するラツィオは日本時間20日、イタリア杯覇者のインテルと準決勝で対戦した。 マウリツィオ・サッリ率いるチームは、公式戦5連勝と好調を維持する中でリヤドでのビッグマッチに臨んだが、序盤にマルクス・テュラムの先制点を奪われて劣勢に回ると、後半、さらに失点を重ねて0-3と大敗した。なお、ベンチスタートとなった鎌田の出番は訪れなかった。 試合終了後、イタリアメディア『Mediaset』のインタビューに応じたラツィオ指揮官は、今シーズンのセリエAで最強クラスの戦力を誇るシモーネ・インザーギのチームの実力を認める一方で、自陣のパフォーマンスに苦言を呈した。 「最初から降伏しているかのようだった。我々と相手の間に力の差はあり、相手の功績を過小評価するべきではない。だが、2チームの間の違いは、今夜、目にしたものとは異なるはずだ。今日は我々の落ち度もかなりあった」 「ピッチでは、全てにおいて遅かった印象がある。選手たちは、序盤からこわがってプレーしているようだった。攻撃面では恐れを抱き、守備面では緩かった。このチームは常に、好調期間の後、こうしたブラックアウトに苦しんできていて波がある」 「私はこの負け方にうんざりしている。インテルは強力なチームであり、その中盤はヨーロッパ最強レベルだ。しかしインテルの功績を認める一方で、自分たちの落ち度も認めなければならない。(クラウディオ)ロティート会長は怒っていないが、私と同様にがっかりしていた。多くの視聴者の前で、みっともない姿をさらしてしまった。インテルに負けることはあっても、こんな形はダメだ」 ナポリが待つスーペルコッパ決勝へ勝ち上がることはできなかったラツィオ。だが、日本時間29日に行われるセリエA第22節において、ヴァルテル・マッザーリのチームをスタディオ・オリンピコに迎え、ビッグマッチに挑む。サッリは前を向いた。 「どのようなネガティブな経験であっても、教訓を得ることができる。我々は、個の力の点でインテルに劣る。しかしこうしたチームと競っていくことを望むなら、“決意”の面で、他のチームよりも優れた何かを持っていなければならない。今夜、大きな教訓を得た」