立憲民主党は16日、内閣不信任案を国会に提出しました。午後2時から衆議院の本会議で、採決が行われます。国会記者会館から中継です。 立憲民主党は信任できない理由について「岸田内閣による国民を軽んじる政治は目にあまる。速やかに退陣するべきだ」としています。 立憲民主党・泉代表「防衛増税、また社会保険料の引き上げ、こういった国民負担を強いる政治、そして物価高対策が不十分であること、特に子育て支援については財源も不透明。今の岸田政権の進め方は、これは信任できない」 立憲民主党は、単独で内閣不信任決議案を細田衆院議長らに提出しました。決議案では「岸田政権が国民の望まない政策を推し進める事例は枚挙にいとまがない」として早期退陣を求めています。 内閣不信任案は、このあと午後2時から行われる衆院本会議で与党などの反対多数で否決される見通しです。 岸田内閣は国会では信任されることになりますが、15日の岸田総理の解散を見送った決断、そこに至る経緯には、自民党内からも厳しい見方が出ています。ある自民党幹部が「こんなチャンスはもうあるかわからない」と話しているほか、ある自民党議員は「解散風をふかせて解散権を弄んだだけだった」と不快感を示しています。 岸田総理としては、解散総選挙の次のタイミングを探るうえで、解散の大義をどう定めるのかなど、戦略の練り直しを迫られることになります。