米ISS、ソフトバンクGの孫氏の再任に反対-低調なROEで
(ブルームバーグ): 米議決権行使助言会社、インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は30日までに6月21日に開かれるソフトバンクグループの定時株主総会で孫正義社長の取締役選任議案に反対を推奨した。
ISSはリポートで、低調な株主資本利益率(ROE)はトップの責任として孫氏の再任に反対した。ISSは過去5期の平均ROEが5%を下回り、さらに改善傾向がない場合、反対を推奨している。
ソフトバンクGの2024年3月期の純損益は2276億円の赤字で、前の期(9701億円)からは改善したものの、3期連続で赤字となっている。
ISSのリポートによると、23年については同社は孫氏の再任に賛成を推奨しており、株総での賛成率は97.2%だった。
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Akemi Terukina