日本HPの新作。AI時代の「堅実PC」っぷりを見てよ
Copilotキー搭載。AIが快適さのベースを底上げする
もうひとつの特徴が、これがAI時代のPCであるというところ。 MicrosoftのAI検索アシスタントサービス「Copilot」を呼び出すキーが増えているうえ、CPUの内部にAI系の処理を司るアクセラレーター「NPU」を搭載しています。つまり、機械学習やAIを使ったサポートが得意な子。 AIって、エフェクトをかけたり、文章・画像の生成が速くなるんでしょ? 昨今、こうした「生成」というアウトプットがAIの役割みたいなイメージがあります。そう言われると確かにそうなんですが、その他にも実は、目に見えないところでのAI支援が効いているんです。 たとえば、ノートPC永遠の宿敵とも言える発熱やノイズを解決するのも今やAIの役割。 「HP Envy x360 14」には、ユーザーの利用パターンを機械学習することで、デバイスのノイズ、温度、パフォーマンスなどの要素をワークフローに合わせて自動的に最適化してくれるんです。 つまり、過剰に熱くもならないし、バッテリーも食わない。必要な作業量に応じて効率よく電力を使ってくれて、快適さをキープしてくれるようになるわけ。 お陰でバッテリー駆動時間も最大15時間。一度の充電で日中フルに戦えるだけの時間が確保できています。 NPUを使えば、対応アプリでは処理が速くなるのは確かに魅力的で派手さもあります。でも、そんなアプリや作業は限られてますし、ずっと使うとは限らないんですよね。 一方、パフォーマンス制御はすべてのユーザーがPCを付けてるだけでも恩恵を感じられるところ。なので、こうした見えない機能こそ現代のAI PCの隠しメイン武器と言えるんじゃない?
スペックとのバランス感もいい感じなのよ
最後に「HP Envy x360 14」のラインナップを紹介しますね。 搭載されたCPUの違う「Intel Core Ultra5/7」モデルと「AND Ryzen 5/7」モデルがあり、それぞれ「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」「パフォーマンスプラスモデル」と性能差が儲けられています。 スタンダードモデルでも、メモリ16GB、ストレージ512GB、解像度1920x1200(タッチIPS)と昨今のPCではこのくらいほしいよね! ラインをしっかりとクリア。 パフォーマンスモデル以上では画面が2880x1600の(タッチOLED/最大120Hz)になって、映画館並のプレミアム映像体験が楽しめる「IMAX Enhanced」へ対応するなど、作業性とエンタメの両方がリッチになっています。 希望販売価格は、14インチ「HP Envy x360 14」はIntel CPUモデルが19万8000円から、AMD CPUモデルが17万6000円から。 4月中旬からは16インチ「HP Envy x360 16」も20万9000円からで仲間に加わってくれます。