省エネ投球で104球、1失点完投!青森山田の152キロ右腕・関浩一郎が前評判通りの快投
<第106回全国高校野球選手権大会:青森山田 9ー1 長野日大>◇13日◇2回戦◇甲子園 関浩一郎(青森山田)は「成長曲線が見える」逸材! この夏、青森大会で152キロをマークした大型右腕・関 浩一郎投手(3年)は甲子園初戦で1失点完投勝利。センバツを通じて初の完投となった。 センバツから体重を増やし、83キロから91キロへ増量。ストレートのアベレージも4キロほど上がった。この試合では完投と打たせて取ることを意識し、省エネ投球。それでも最速146キロ、平均球速140.65キロと、センバツよりもパワーアップした姿を見せた。この日は104球で完投。ファーストストライクをどんどん取り、打者を打たせて取る投球が光った。 「この試合でずっとテーマにしていたことであり、ヒットを打たれても気にせず投げる事ができてよかったです」 ストレートに加え、130キロ台前半のスライダーで空振りを奪い、計8奪三振を記録。さらに無四球で攻撃にリズムを与えた。 3回戦へ向けての課題として、「ファーストストライクが取れたことは良かったのですが、2球目、3球目のボールが甘くなって打たれていたので、2球目以降もしっかりと厳しいボールを投げ込んでいきたいです」と語った。 前評判通りの投球を見せた関は3回戦以降でもさらにギアを上げた投球ができるか注目だ。