漫画家夫婦が、公園で出会った野良猫たち…「仕事ができた恩返し」に、一軒家を購入して保護 はたして2匹の新生活は?
2匹の猫との出会いで人生が大きく変わった――。そんな経験をしたのは、漫画家の汐里さん。 【写真】公園で生活していた2匹の野良時代 汐里さんは、公園で出会った2匹を迎え入れるために一軒家を購入。猫ファーストな人生を歩むようになりました。
公園で出会った2匹の野良猫
4年前、汐里さんは自宅の近所にあった野良猫が住み着いている公園へ通うように。猫カフェに行く感覚で、お目当ての野良猫と触れ合っていました。 しかし、その野良猫が突然いなくなり、チャくんとクロくんが公園を縄張りにするようになったそう。 夫婦ともに漫画家である汐里さんは、チャくんたちと触れ合いつつ、2匹をモデルにした漫画『勇者のひざには猫がいる』を制作しました。 「当時は夫婦ともに、しばらく仕事がなかった時期でした。2匹をモデルにした漫画を描いたら連載が決まったんです」 こうしてチャくんたちとの距離が近づくと、汐里さんは2匹が置かれている状況に胸を痛めるように。チャくんたちは何人かの餌やりさんからご飯を貰っていましたが、日々の暮らしは大変な様子。 愛着も湧き、汐里さんは「仕事ができた恩返しに保護したい」と思うようになりました。 しかし、当時暮らしていたのは飼育不可の賃貸。大家さんに相談するも許可は、貰えず。ペット可の物件を探しても、猫が2匹飼育できる賃貸物件は限りなく少なかったそう。 そこで、汐里さん夫婦は大きな決断をします。なんと、チャくんたちと暮らすために思い切って家を買うことにしたのです。
スタートした家猫ライフ!野良時代とは真逆の性格になった2匹
購入したのは、中古住宅。リビングが暗かったため、吹き抜けを作り、日当たりと風通しのいい家になるようにリフォーム。キャットウォークが設置できるよう、壁には板を入れてもらいました。 リフォーム後、汐里さんはすぐに公園で2匹を保護。出会いから3年経った2023年10月、チャくんとクロくんは野良生活を卒業したのです。 お迎え後、クロくんは環境の変化に戸惑い、2日間ケージの中に引きこもり。チャくんは逆に、ケージが苦手なようで暴れてしまったため、部屋の中で過ごしてもらいました。 その後、徐々に家での生活に慣れていった2匹は野良時代とは違う顔を見せてくれるように。 「賢くて大人しく、愛想がよかったチャちゃんは家に来てから、スプレーしまくりで寝ている時以外、ほとんど鳴いている問題児です(笑)家慣れは、まだしていません」 対してクロくんは本気の爪パンチをする子でしたが、よく寝て、よく食べる優等生に豹変。大人しく穏やかに家猫ライフを満喫してくれるようになりました。 「クロは猫じゃらしでの遊び方が変(笑)あと、2匹とも異常に膝が好きです」