トム・ホランド版「スパイダーマン」第4弾、'26年夏に日本公開
トム・ホランド主演の映画「スパイダーマン」シリーズ第4弾の製作が決定し、日本では2026年夏に公開されることが決まった。引き続き、ホランドがスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じる。全米公開は2026年7月4日予定。 監督はこれまでのシリーズ3作を手掛けてきたジョン・ワッツから、おなじくマーベル映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を手掛けたデスティン・ダニエル・クレットンにバトンタッチされる。 これまで「スパイダーマン:ホームカミング」「スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム」「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の3作品が公開されてきたホランド版スパイダーマン。特に2021年公開の「ノー・ウェイ・ホーム」は、異なるユニバースのスパイダーマン3人(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、ホランド)が集結し、全世界興行収入で約19.1億ドルを記録する大ヒットとなった。 主演のホランドは、マーベル作品の秘密を漏らしてもらうことが多く“ネタバレ王子”の異名も持つ。今回のシリーズ第4弾についても、直近で出演したアメリカのテレビ番組「Good Morning America」や「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で2025年夏に撮影開始となることを明かしている。 またポッドキャスターのリッチ・ロールの番組に出演したホランドは、「次も最高のスパイダーマンを届ける義務があり、そのクオリティに誠実であることが本当に重要だと思っています。スタジオは非常に協力的で、僕をクリエイティブ・ルームに歓迎してくれたことを感謝しています。今アクセル全開で作業をしていますが、まだ調整が必要な部分がたくさんあるんです」と、クリエイティブ面でも参加していることも“ネタバレ”。 さらに、すでにあるストーリーのドラフトに関しては「(シリーズでMJ役を演じてきた)ゼンデイヤと一緒に読んで、時々部屋で跳び跳ねてしまうほど興奮しました。これはファンの尊敬に値する本物の映画になる」と、太鼓判を押している。 また原作コミックで、スパイダーマンの宿敵として描かれているヴェノムを主人公として描いている公開中の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は、「ノー・ウェイ・ホーム」のラストシーンから物語がスタートしており、「スパイダーマン」シリーズへの登場も気になるところ。 「ヴェノム:ザ・ラストダンス」に主演するヴェノム/エディ・ブロック役のトム・ハーディは、同作のニューヨーク・プレミアでヴェノムに別れを告げるファンへのメッセージを求められた際、シリーズとしては最後の作品としながらも、「実際にはヴェノムにさよならするのではなく、最後の舞台(ラストダンス)へようこそと言うべきでしょう。ヴェノムの物語はまだ終わっていない。彼にはまだまだやることが、たくさんある」と発言し、今後が描かれる可能性も示唆している。 スパイダーマンとのクロスオーバーについても、「トム・ホランドは、最高のスパイダーマン」と称賛した上で、「彼と一緒に仕事をしてみたいですね。誰かが私を必要としてくれるなら、喜んで参加する」と意気込みをみせている。
AV Watch,酒井隆文