金足農OBの吉田輝星「スタンドから見る甲子園は楽しかった」九回の猛追に「3年生たちの気合を感じた」「大輝にはその姿を見てがんばってほしい」
「全国高校野球選手権・1回戦、西日本短大付6-4金足農」(9日、甲子園球場) 金足農OBで、前回出場の2018年にチームを準優勝に導いたオリックス・吉田輝星投手が球場で生観戦。後輩や弟の熱い戦いぶりを見守り「スタンドから見る甲子園はすごく楽しかったです」と振り返った。 【写真】初戦敗退に泣きじゃくる輝星の弟・大輝 悔しさのあまりボールは握りしめたまま 2年生エースで弟の大輝が先発。7回5失点で降板したが、140キロ超の速球で強気に押す投球と、マウンドから仲間を鼓舞する姿は、兄をほうふつとさせた。 輝星は「大輝とはLINEで“見に来てね!”と言われていたので“がんばってね!”というやり取りをしていました」といい、「試合には惜しくも敗れてしまいましたが、九回の追い上げには3年生たちの気合を感じましたし、大輝にはその姿を見て、これからもがんばってほしいと思います」とエールを送った。後輩の猛反撃時は、得点するたびに自身も頭上に手を挙げて応援した。 同時に「そして僕自身も後輩たちの姿を見てすごく勇気をもらったので、残りのシーズンも粘り強くがんばっていきたいと思います」と自身の今後の活躍を誓った。