「グラディエーターII」巨匠リドリー・スコットの魅力を豪華キャスト陣が熱弁する特別映像 「彼はビジョンを形にする天才だ」
巨匠リドリー・スコットが手掛けた名作の続編「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」(全国公開中)の特別映像が公開された。主人公ルシアス役のポール・メスカルや、ペドロ・パスカル、デンゼル・ワシントンらがスコット監督の魅力を熱弁している。 【動画】「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」ディレクター・メイキング 前作「グラディエーター」は、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、奴隷の座へと落とされた元大将軍マキシマスが復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑むさまを描き、第73回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞を含む5部門を獲得。今作では前作の“その後”が、最新技術によってさらにグレードアップした映像で描かれる。 全米に先んじて11月15日に全国公開を迎えた本作は、公開3日間で動員約10.3万人、興行収入約1.63億円(※興行通信社調べ)の大ヒットを記録し、週末興行ランキング洋画No.1を獲得。SNS上では「御歳86才のリドリー・スコットが今でもこんなパワフルな作品を生み出せることに脱帽」「とにかくスクリーンに広がる絵面が素晴らしく見飽きない」「今年で87歳を迎えるリドリー・スコット監督の、熱量の凄まじさは十分伝わってきました」など、40年以上も最前線で活躍し続けるスコット監督を称える声があとを絶たない。 映像では、豪華キャスト陣がスコット監督の魅力を熱弁。主人公ルシアスを演じたメスカルは、「(リドリーは)皇帝にもなれそうな監督だ。大規模な撮影をこなすんだから、きっと余裕だろうね。リドリーは常に挑戦し続け、あらゆる手段を試してきた」とその手腕に圧倒されたと話す。 また、謎多き奴隷商人マクリヌス役を務めたオスカー俳優のワシントンは、「アメリカン・ギャングスタ―」(07)でもタッグを組んだスコット監督に対し、「今作への出演は即決だった。リドリーはビジョンを形にする天才だ」と全幅の信頼を置く。 さらに、最も影響の受けた映画監督の1人にスコット監督を挙げている将軍アカシウス役のパスカルは、「完璧な連携体制だった。仕上がりもリアルで違和感がない」と驚嘆し、「今作で一番輝いているスターはリドリーだ」と最敬礼。前作に続き、ルッシラ役を演じたコニー・ニールセン、双子皇帝のひとりであるゲタ帝役のジョセフ・クインも、スコット監督の凄まじい力量について熱く語っている。 そんなスコットは、撮影について「本作は51日間ですべてを撮影した。カメラを置く場所さえ分かっていればいいんだ。それが分からないのなら、やらない方がいい。私は頭の中でカメラの位置を常に把握している。朝、撮影現場に入ると900人のスタッフと演者が私の指示を待っているのだから、何をすべきか把握していて当然だ。そこに立ち尽くして『ちょっとみんなで話し合おう』なんて言い出せないからね」と大規模な作品を監督する上での責務を語っている。 アカデミー賞作品賞受賞作の続編が同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による「ゴッドファーザー PART II」(74)以来となり、本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年・半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となる。 「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は全国公開中。