中央競馬が終わっても地方競馬はまだまだ続く 大みそかや元日まで注目レース目白押し
中央競馬の開催は28日をもって終了したが、地方競馬は大みそかや元日も開催中。29日の東京大賞典をはじめ、年末年始はビッグレースが目白押し。普段は中央競馬しか買わない、見ないファンの方も、この機会に地方競馬にチャレンジしてみてはいかがだろうか。 【写真】東京大賞典に出走するフォーエバーヤング ■12月29日(日) 注目はなんといっても東京大賞典。ダート競馬の“総決算”と称される一戦で、地方では唯一の「国際GI」に指定されており、毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられる。今年は3連覇を狙うウシュバテソーロのほか、ケンタッキーダービーやBCクラシックでも3着のフォーエバーヤング、JBCクラシックで悲願のGI級タイトルを手にしたウィルソンテソーロなどが出走。下半期の砂王者に輝くのはどの馬か。 ■12月30日(月) この日は全国各地で4重賞。中でも水沢の金杯は岩手2歳戦線を締めくくる一戦で、来年の岩手クラシック路線を占う意味でも見逃せない。ただし、前哨戦の寒菊賞が雪で中止になっており、力比較は難しそうだ。大井の東京シンデレラマイルではスピーディキックがラストラン。同馬は重賞9勝を挙げたほか、フェブラリーSにも2年連続で参戦した。名牝の最後の雄姿をしっかり見届けたい。 ■12月31日(火) 水沢、大井、笠松、園田、高知で計5重賞。ファン投票で出走馬が決まる桐花賞や、地方2歳牝馬の頂点を決する東京2歳優駿牝馬なども注目だが、高知11Rに行われる「2024一発逆転ファイナルレース」を楽しみにしたい。中央、地方を含めた国内の年内最終競走。近走成績が振るわない馬を集めた当地の名物競走で、高配当も頻繁にとび出す。もちろん難解な一戦になるが、的中馬券をゲットして、良い新年を迎えたいところ。 ■1月1日(水) 重賞競走こそ無いが、地方競馬は元日から開催。名古屋競馬は12時30分、川崎競馬は11時20分からレースが始まる。高知は普段のナイター競馬ほど遅くないものの、14時30分からスタート。最終レースは18時50分で、新年早々に1日中競馬が楽しめそうだ。 ■1月2日(木) ばんえい帯広で帯広記念。1978年の創設から当地の看板競走として行われており、ばんえい競馬最高峰の「BG1」に格付けされている。98年からは正月開催で固定されており、期間内における目玉レースのひとつ。ばん馬が見せる迫力ある走りを見てみてはいかがだろうか。 ■1月3日(金) 昨年から報知オールスターCの時期が変更され、川崎マイラーズが1月3日の開催になった。25年から南関東ローカルグレード最上級のSIに格上げとなる京成盃グランドマイラーズの前哨戦になることが予想され、一年間のマイル路線を占うレース。この日は川崎大師の初詣帰りに場内を訪れるファンも多く、かなりの人出で川崎競馬は賑わいを見せる。 【29日~3日の開催予定】( )内は重賞レース ■29日 ばんえい帯広(ヤングチャンピオンシップ) 水沢 大井(東京大賞典) 笠松 園田 高知 ■30日 ばんえい帯広 水沢(金杯) 大井(東京シンデレラマイル) 笠松(ライデンリーダー記念) 園田 ■31日 水沢(桐花賞) 大井(東京2歳優駿牝馬) 笠松(東海ゴールドC) 園田(園田ジュニアC) 高知(高知県知事賞) ■1日 川崎 名古屋 高知 ■2日 ばんえい帯広(帯広記念) 川崎 名古屋 園田 ■3日 ばんえい帯広(天馬賞) 川崎(川崎マイラーズ) 名古屋 園田(新春賞)