2024ドラフト採点【セ・リーグ】中日が最高得点 中村優斗の単独指名に成功したヤクルトも高得点
横浜DeNAベイスターズ
■DeNA 70点 1位 竹田祐 投手 三菱重工West 2位 篠木健太郎 投手 法大 3位 加藤響 内野手 四国IL/徳島 4位 若松尚輝 投手 四国IL/高知 5位 田内真翔 内野手 おかやま山陽高 6位 坂口翔颯 投手 国学院大 先発陣の層が薄いチーム事情で、4人の先発右腕を指名した。ドラフト1位で指名した金丸の交渉権は得られず、竹田を指名。過去に2度のドラフト指名漏れを経験したが、25歳でプロ入りを叶えた。ただ、竹田と篠木が1年目から先発ローテーションで活躍できるかというと評価が分かれる。1、2位で両投手を指名した判断がどう出るか。ドラフト6位の坂口は右肘痛に苦しんだ。コンディションを万全にして活躍に期待したい。
広島東洋カープ
■広島 70点 1位 佐々木泰 内野手 青学大 2位 佐藤柳之介 投手 富士大 3位 岡本駿 投手 甲南大 4位 渡邉悠斗 内野手 富士大 5位 菊地ハルン 投手 千葉学芸高 12球団で唯一、宗山塁の1位指名を事前に公表していたが縁がなかった。佐々木は大学球界屈指の長距離砲だが、確実性に課題を残す。プロの世界で大化けできるか。4位の渡邉はパンチ力に加え、広角に打ち分ける柔軟性がある。2位の佐藤は左腕から打者の手元で伸びる直球を武器に三奪取能力が高い。3位の岡本は甲南大出身初のNPB入り。投手転向4年目で身長186センチの長身から投げ下ろす右腕だが、指名順位の高さに驚きの声が。
東京ヤクルトスワローズ
■ヤクルト 85点 1位 中村優斗 投手 愛知工大 2位 モイセエフ・ニキータ 外野手 豊川高 3位 荘司宏太 投手 セガサミー 4位 田中陽翔 内野手 健大高崎高 5位 矢野泰二郎 捕手 四国IL/愛媛 中村を単独1位で指名に成功。先発、救援と起用法の幅が広く、馬力がある。強気の性格もプロ向きだ。モイエセフは高校球界屈指の長距離砲で、コンタクト能力も高い。同じ左打者の村上宗隆という良きお手本に近づきたい。グラブを高々と突き上げる独特の投法の左腕・荘司は手薄な救援で1年目からどんどん投げてほしい。先発陣のコマ不足が深刻なチーム状況を考えると、即戦力投手をもう1人指名できれば100点に近かった。