「欲しいけど、地雷じゃね?」ポルシェ大好きオジサンが、911&ボクスターの中古車店で聞きにくいこと聞いてみた。
6系、7系専門店に聞く水冷ポルシェのカーライフ
ライフワークである中古物件をリサーチしていると、6系&7系の正規ディーラー車に特化したポルシェ専門店「S-LINE AG」(エスラインエージー)というお店を発見。いわゆる水冷911&ボクスターの初代と2代目モデルが主要取扱い車種。 【動画でじっくり】水冷ポルシェ、ボクスター。ポルシェ好きオジサンが噛み付いた! 第一印象は「お店の構えはキレイだけど鬼門の水冷モデルだけに大丈夫か?」であります。お店の詳細みるとショールームの他に、第2展示場、自社工場完備とあります。会社概要欄には屋号だけでなくキッチリ正式な法人名の記載もあり安心材料加点1。とはいえ発見以来、念を入れて1年以上かけてこのお店の動向を俯瞰してまいりました。なぜか?
そもそもポルシェが996を新世代911として発表したのは1997年です。コレに続く水冷モデルの第2世代が997(2004年~)。この997の最終型でさえ2012年モデルですから、どんなに新しくても12年は経過しています。996に至っては2005年モデルが最終型。既に20年近く経過しているのです。
それに加え件のインターミディエイトシャフトまわりの不具合、シリンダー内面の引っかきキズ発生事案など、多くのポルシェパラノイアを悩ませてきました。一時期は300万円代の996も出回り、「欲しいけど地雷じゃね?」が偽らざる気持ち。個人的にも直噴エンジン+PDKを採用する2008年モデル以降を推奨してきました。ボクスター&ケイマンもほぼ同様。
長年の疑問を払拭するため、ついに同店にリア凸。今回の動画取材と相成りました。
代表の亀田さんによると、「今の時代インターネットで検索すればトラブル事例はいくつもヒットします。そうなると、やはり心配で頭がいっぱいになりますから、6系7系=ヤバイという構図が出来上がったのだと思います」
なるほど。一理ありますね。「インターミディエイトシャフトの問題も、じつはポルシェジャパンがサービスキャンペーンを実施(当時)して、かなり未然に防がれています。このインポーターの対応はじつは日本だけで海外市場では実施されていないのです」。