[山口県]ユタカ電業(下関市)本社建て替え 来年50周年 人・地域・技術つなぐ拠点に
下関市宝町の鉄道設備メーカー、ユタカ電業は21日、建て替えた本社屋のオープニングイベントを開き、一般や関係者ら約150人が参加した。 同社は1976年創業。鉄道の通信設備の設計製作からスキンケアブランド「イルシア」の化粧品事業まで幅広い分野を手がける。来年の50周年に向けたプロジェクトの一環で敷地内に本社屋を建て替え、今年7月に完工した。 新社屋は鉄骨造り3階建て。延べ床面積は約1600平方メートル。「セントラルステーションシモノセキ」と名付け、鉄道事業や人が行き交う駅のような拠点にとの思いを込めた。 オープニングイベントで、鈴木直美社長は「設計コンセプトは『つなぎ』。過去と未来、社員同士、地域や社会、技術をつなぐ存在として各フロアにテーマが反映されている。社員がより創造的で効率的に働ける環境が整えられた」とあいさつした。 参加者は社員の案内で新社屋を見学。会社の歩みを表現したミュージアムラインやクルーズトレインをモデルにした応接室、工場、社内大学や地域向けの講座に活用する部屋などを見て回った。