摩周湖カムイテラスのモニターやマップ新設
北海道の弟子屈町振興公社(吉備津民夫社長)は摩周湖カムイテラスでの情報発信強化として、大型映像モニターやマップ、展示パネルを新設した。環境省と連携し、阿寒摩周国立公園の自然の素晴らしさを、より効果的に伝えている。 摩周湖カムイテラス1階入り口に設置した85インチのモニター2台では、摩周湖や屈斜路湖、雄大な山々の風景など、弟子屈ならではの風景を大スクリーンで楽しめる。今年度は季節ごとの映像を1年ほどかけて撮影しており、1年半後には新たな映像を放映する予定。同公社の新田英理沙さんは「パンフレットだけでは分からない四季の魅力を放映している」とPRし、テラスに訪れた時期とは別シーズンでの再訪に期待している。 入り口横にある摩周地域のマップでは、硫黄山や砂湯など、摩周湖カムイテラスから主要観光地までの所要時間がひと目で分かるようになっている。屋上に新設した自然説明パネルには、テラスから見た雄阿寒岳と雌阿寒岳の位置が示されているほか、約2000万年前から現在にかけての屈斜路カルデラの成り立ちについて、イラストを交えた解説が書かれている。 新田さんは「このパネルを見て、周りの自然に興味を持ってほしい」と話している。
釧路新聞