【長崎】県内の親子がニセ警察官や検事から2700万円相当の仮想通貨だまし取られる被害
NCC長崎文化放送
ニセの警察官や検事からの「マネーロンダリングの取り調べ」と称したニセ電話詐欺で、県内の親子が約2700万円相当の仮想通貨をだまし取られました。 【写真】県内の親子がニセ警察官や検事から2700万円相当の仮想通貨だまし取られる被害
今年8月20日ごろ、県内の70代の母親と40代の息子が同居する家の固定電話に、厚生労働省の職員を名乗る男から「あなたの健康保険証で大量の睡眠薬が購入されている」と電話がありました。 また「工藤一(くどう・はじめ)」と名乗るニセの警察官に取り次がれ、「犯人はあなた名義のキャッシュカードを持っている」「あなたの息子の指示で、あなた自身が50万円で売ってきたものと供述している」と言われました。 その後、「マネーロンダリングの取り調べ」と称してニセ警察官の「工藤一(くどう・はじめ)」と、「矢部」と名乗るニセの検察官からLINEのビデオ通話で、「身の潔白を証明するために必要」などとうそを言われ、指示されるがまま5回にわたって約2700万円相当の仮想通貨を指定のアドレスに送金し、だまし取られました。 県警は、「警察がLINE電話でやり取りすることはない」などとして注意を呼び掛けています。
NCC長崎文化放送