150キロ超を続々輩出…無名の“好投手”を見出す着眼点 後戻りできない「小手先頼り」
中日・辻本は6秒フラット…野手についての評価は「スピード」
野手に関して評価するのは「スピード」だ。昨年主将を務めた辻本倫太郎内野手(中日)は、50メートル6秒フラットの俊足を武器に、遊撃で広い守備範囲を誇った。投打で圧倒的なタレントが揃う東北福祉大と台頭に渡り合うために、高い機動力と守備力を持った野手が必要不可欠だ。 「もちろん打てるのも大事なのですが、仙台大の野球の特徴で言えば、スピードがある、ないというのが大きなポイントになってきます」 仙台大での戦いぶりは、国際大会に通じるものがある。侍ジャパン大学日本代表は7月に開催される「プラハベースボールウイーク」及び「ハーレムベースボールウイーク」に出場。森本監督はコーチとして、堀井哲也監督(慶大監督)をそばで支える。これまでに培ってきた経験は、必ずや大学侍の糧となるはずだ。
内田勝治 / Katsuharu Uchida