『着せ恋』でコスプレ大好き金髪ギャルに 永瀬莉子、連ドラ初主演作で過ごした“濃い時間”
永瀬莉子が救われた石原さとみからの言葉
■『アンサング・シンデレラ』で共演した石原さとみを参考に ーー連続ドラマ初主演というのも永瀬さんにとって大きな出来事だと思いますが、主演としての佇まいなど、参考にされた方はいらっしゃいますか? 永瀬:『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系/以下『アンサング・シンデレラ』)でご一緒した石原さとみさんです。石原さんと背中合わせになって、私が涙を流すシーンがあったんですけど、なかなか納得ができなくて、「もう1回やらせてください」と何度も言ってしまって。申し訳ないなと思っていたら、石原さんが「納得するまで何回でもやろう!」とおっしゃってくださったんです。 ーーそれは救われますね。 永瀬:はい。その言葉ですごく緊張がほぐれて、自分らしくお芝居をすることができたので、「こんなカッコいい座長になりたいな」と思いました。あと、出身地が同じ綾瀬はるかさんは、ずっと憧れの存在です。まだ共演したことがないので、いつかご一緒できたら嬉しいです。 ーー『アンサング・シンデレラ』の永瀬さんの演技、すごく印象に残っています。 永瀬:嬉しいです! 『アンサング・シンデレラ』のときは患者さんの役だったので、逆にお医者さんや看護師さんの役もやってみたいなと思っています。 ーーそのほかにチャレンジしたい役柄はありますか? 永瀬:小さいころ、CAさんに憧れていたので、航空系の役にも挑戦できたら嬉しいです。 ーー8月には雑誌『Seventeen』(集英社)も卒業されて、今年は節目の年になりそうですね。 永瀬:たしかに、気づいたらいろいろなタイミングが重なっていました。『Seventeen』は6年間専属モデルを務めさせていただいて、悔いなく卒業することができました。これからは、お芝居でもっとたくさんの活躍を見せていけたらなと思っています。 ーーお芝居に興味を持ち始めたきっかけはあったのでしょうか? 永瀬:もともとテレビが好きで、よく家族でドラマを観たりしていました。当時はただ観ているだけという感じだったのですが、小学校の高学年のときにスカウトをしていただき、「出る側になる可能性もあるんだな」と思って。事務所に入りたての頃は、部活の延長線上のような感じでレッスンに参加していたんですけど、だんだんと極めていきたいと思うようになりました。 ーーもともとドラマを観たりするのが好きだったんですね。 永瀬:そうですね。最近は、韓国ドラマをよく観ています。そのなかでも、『ビューティー・インサイド』(2015年)という映画の質感が大好きで。今でも時間があるときに観返したりしています。 ーーお休みの日もドラマなどを観たり? 永瀬:寝るのが好きなので、お休みの日はたっぷり寝ています(笑)。あとは、お散歩も好きなので、外に行くことが多いですね。遠出はあまり好きじゃないので、近くのカフェにちょっと出かけてみたり。計画を立てずにブラブラするのが好きなので、行き当たりばったりみたいな感じで。 ーー近場がお好きなんですね。 永瀬:そうですね。遠いところにお出かけしないぶん、『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』(Nintendo Switch)で世界を飛び回っています(笑)。 ーーゲームもお好きなんですね! 永瀬:あまりやってこなかったのですが、最近ハマっています。ドラマでご一緒したキャストさんたちが、「面白いからやってみて」と勧めてくれて。やってみたら、本当に面白かったです。 ーーでは最後に、『着せ恋』の注目ポイントを教えてください。 永瀬:海夢ちゃんと五条くんの“距離感”に注目してもらいたいです。海夢ちゃんはすごくしゃべるんですけど、五条くんはポツポツという感じなので、2人のテンポがちょっとズレているんですよね。そのチグハグさが、2人らしいなと思ってほっこりします。あとは、「自分の好きなものに正直でいていいんだよ」という海夢ちゃんのメッセージが、みなさんに届けばいいなと思います。
宮川翔