観光スポットのごみ問題を解決するには…川越「蔵造りの町並み」 食べ歩きが一因の石畳の汚れ、店舗のない裏道にごみ捨てられることも 食べ歩き商品扱う店舗が参加し対応策出し合う
埼玉県川越市の観光スポットで「蔵造りの町並み」で知られる川越一番街商店街の美化委員会は、食べ歩きが一因の石畳の汚れやごみ問題の対策を話し合う会合を、同市内の飲食店で行った。食べ歩き商品を扱う約40店舗の半数店舗が参加し、六つのグループに分かれて対応策を出し合った。 なんと川越に“メロン狩り”できる場所が 初企画、カフェも限定デザート どんな話題イベントだった?
同商店街は、食べ歩きから生じるごみ関係の問題を解決しようと、2021年8月に美化委員会を発足。これまでに話し合いを通じて、ごみを手に持って歩く人に店側から声をかける積極的なゴミ回収や、意識の統一を図る「販売店の心得」を設定するなど、改善策を行ってきた。 今回の委員会は、地面に落ちる食べかすの油が原因の石畳の汚れや、店舗のない裏道で捨てられてしまうごみにどう対応するかが話し合われた。各グループで意見を出し合い、現況の意識や今後の取り組みの案を共有した。 話し合いの最後、定期的な清掃や商店街の外も含めたパトロール、積極的広報によるごみを受け取るまちのイメージ普及促進など、各グループで出た案を発表した。現実的な案については、商店街の理事会にあげて実施を検討していく。 美化委員長の山崎淳紀さんは、「これまでの取り組みも効果が表れていて、商店街の美化は進んでいる。今回も目からうろこの案が複数出てきたので、課題解決を目指して実行を目指していきたい」と述べた。