VTuberがあなたの歌を「超からくち」採点? JOYSOUNDの最新カラオケ採点機能を体験してみた
カラオケ空間は現在、歌うだけではない、「コンテンツとユーザー」もしくは「ユーザーとユーザー」が双方向に繋がるエンタメにアップデートされている。それを実現させているのが、JOYSOUNDが提供する新たなエンターテインメント・プラットフォーム『X PARK』である。本記事では、JOYSOUND品川港南口店で開かれたマスコミ向けのメディア体験会を通じて感じたX PARKの魅力をレポートしていきたい。 【写真】歌声を評価するVtuberのりんか 採点は「おまかせ」「からくち」「超からくち」まで X PARKは、昨秋にリリースされた新フラグシップモデル『JOYSOUND X1』で体験することができ、すでに全国1000店以上のカラオケ店舗で利用することが可能だ。「オンライン・エンターテインメント」「コミュニケーション・エンターテインメント」「カラオケ・エンターテインメント」の3つのエンタメを軸にしながら、これまでのカラオケの遊び方を一新し続けている。 なかでも、筆者が注目したのは、生身の人間の感覚でVtuberが歌を評価するサービス「超主観Vtuber採点!?」だ。これは7月17日から期間限定(9月末まで)で提供されているサービスで、予約なしでも体験が可能。Vtuberとのリアルタイムな会話が好評を得ているという。体験会ではVtuberの「りんか」が対応。歌い手(JOYSOUND社員)が歌唱する宝鐘マリン「I'm Your Treasure Box *あなたは マリンせんちょうを たからばこからみつけた。」には、「セリフも歌も上手。可愛かった!」と称えながら「音程がうまくハマってなさそうだったサビが、自信を持って出せると良くなると思う」とアドバイス。さらに2曲目のaiko「カブトムシ」には「ストレートに響いてくる。フレーズの繋がりがスムーズだった」とコメントしていた。採点はオプションとして「おまかせ」「からくち」「超からくち」から選ぶことができる。 客層は10代~60代の男女と幅広く、リピート率も高いという。それは採点だけでなく、VTuberとのオタクトークで盛り上がることができるというのも要素にあるようだ。今回のりんかであれば好きな曲のジャンルはVTuberに属する「アイドル」とのことだが、ほかにも様々なジャンルが採点できるVTuberが待機している。機械やAIではなく、生身の人間との会話や評価から楽しみを得る、ありそうでなかったカラオケ採点の形と言える。 また、今後展開を検討しているX PARKの新サービスとして、体験できたのが「占い」だ。完全個室空間のカラオケは占いと相性が抜群で、利用者も安心して占い師に相談ができる。さらに近くのカラオケから参加でき、占い師にとっても自宅もしくは店舗からそのまま相談を受けることができる。まだ未リリースのサービスのため、今後は占いの世界観が出るようにアップデートを見込んでいるという。 ほかにも、カラオケ上達に特化した高得点が取れるコツを学べる「ボーカルレッスン」、離れたカラオケルーム同士が繋がり、楽しい時間を共有することができる「X PARK パーティー」、カラオケルームでの「謎解き」が体験できた。 アフターコロナの時代にオンラインでのコミュニケーションが一般化する中で、カラオケ空間にある不変的な空間価値を最大限に活かした新たなエンタメの形がX PARKには存在していた。
渡辺彰浩