粗品「昔から俯瞰で見ることに長けている」今の芸風につながる10代のエピソード
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。4月16日(火)の放送は、粗品さんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が音楽の原点や10代のころについて聞きました。
――音楽の入口はTHE BLUE HEARTS
こもり校長:前回(2023年12月)いらしたときにも聞かせていただいたんですけど、粗品先生はもともとアーティストを目指していて、我が校の(10代限定の夏フェス)『閃光ライオット』に応募されたこともあるんですよね? 粗品:はい! こもり校長:小さいころからピアノをやっていて、中学ではギターに触れてアーティストを目指したということですが、10代のころの憧れというか影響を受けた人、「これが入口か」と思う人っているんですか? 粗品:THE BLUE HEARTSですね。小学校のときに、友達が野音のライブ音源のCDを貸してくれたんです。それを聴いて……しびれましたね~。 こもり校長:友達の家で聴いたんですか? 粗品:そうですね。そのあとでCDを貸してもらいました。 こもり校長:小学生で、「一緒に聴こうぜ!」となったんですか? 粗品:パソコンが、一家に一台普及し出したころなんです。それで、YouTubeとかはないんですけど一緒に音楽を聴くとか、もともと入っているゲームのソリティアをやるとか……だったんですけど、その日は音楽を聴きましたね。
――「ちょっとこじらせていた」小学生のころに気づいたこと
こもり校長:(10代のころから)R-1に応募されたりもしていますけど、中高のころはどういう生徒だったんですか? 粗品:性格は、ちょっとこじらせていたかもしれないですね(笑)。「キモいのぉ」と思いながら、日々を……。 COCO教頭:“キモいのぉ”……(笑)。 粗品:小学校のときに、「こうやったら人気者になるんや」「こうやったらチヤホヤされるんや」って全部わかったんです。 COCO教頭:かしこすぎますって! こもり校長:(笑)。 粗品:それで中学からは、「(周りの人たちは)こういう感じでやってるのね」って斜に構えてました。結構敏感やったし、冴えてましたね。 COCO教頭:一人っ子じゃないですか。きょうだいがいないと比べられないのでなかなか気づけないと思うんですけど、なんで斜に構えられるほどわかっていたんですか? 粗品:昔から俯瞰で見ることに長けているんですよね。今もなんですけど、自分の立ち位置というか「今の粗品がこれを言ったらおもろい」ということを言うようにしていたりするんです。 こもり校長:じゃあ、10代のころに感じたことが今につながっているんですか? 粗品:そうですね……その辺のセンスは、昔からありますね。 COCO教頭:粗品先生がおっしゃっても、嫌な気がしないですね(笑)。 粗品:そうですか!? いや~そうなんですよ~。 こもり校長:(笑)。10代のころに、悩んだことはありますか? 粗品:「先生キモいな~」とか(笑)。同世代は掌握できるんですけど、先生は力の差が……。こっちが間違っていなくても、年齢の差でうわっと言われるので……という悩みはありましたね。 COCO教頭:珍しい悩みですね(笑)。 ◇ この日の放送では…… ・「部活や受験など、いざというときに結果を出せる人になりたいです。粗品先生の勝負強さのポイントを教えてほしいです」という高校2年生 ・「第一志望ではない大学に進学し、後悔や孤独感があります。粗品先生は、そのようなときはどうしていますか?」という大学1年生 ・「10年近く続けてきたピアノをやめようかと迷っています」という高校2年生 と電話をつなぎ、粗品さんとともにリスナーの相談に乗りました。 粗品さんは、4月17日(水)にファースト・アルバム『星彩と大義のアリア』をリリース。この日の放送では、アルバム収録曲「不条理な外連味」の初オンエアもありました。