ズベレフが初戦突破で今季最速のマッチ50勝到達「気分よくプレーできた」 [シンシナティ・オープン/テニス]
ズベレフが初戦突破で今季最速のマッチ50勝到達「気分よくプレーできた」 [シンシナティ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「シンシナティ・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月12~19日/賞金総額790万9030ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-2で下してベスト16に進出した。 ~シンシナティ・オープンで初戦を突破した第3シードのズベレフ選手~ 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したズベレフは第2セット3-0から一度だけサービスダウンを喫したが、残りのサービスゲームを何とかキープして1時間21分で試合を締めくくった。 「気分よくプレーできた。練習でいい感触だったから、試合でもそれを発揮するのは難しくなかった。カナダでは何試合か勝ったけど、心地よくプレーできていた訳じゃなかった。どんどん調子を上げていき、いいテニスができるよう願っている」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。 「僕たちはとても似たタイプの選手だ。お互いに背が高く、ベースラインでのプレーを得意としている。2人が対戦するときはその日の調子次第で、どちらがよりいいプレーをするかが重要になる。今日はそれが僕のほうでよかったし、いい勝利だった」 今季のツアーレベルでマッチ50勝目を挙げた最初の選手となったズベレフは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマックス・パーセル(オーストラリア)を6-3 6-3で破って勝ち上がったパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)と対戦する。 この日初戦を戦い終えたズベレフ以外の上位シード勢は第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が3回戦に駒を進めたが、第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)はファビアン・マロジャン(ハンガリー)に6-4 4-6 3-6で逆転負けを喫した。 そのほかの試合では第12シードのベン・シェルトン(アメリカ)、第15シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、ジャック・ドレイパー(イギリス)、フラビオ・コボッリ(イタリア)、ワイルドカードで出場したブランドン・ナカシマ(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。 第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は第3セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックを許し、ドレイパーに6-3 4-6 5-7で敗れて2回戦でシードダウンを喫した。 第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)はガエル・モンフィス(フランス)から第1セットを6-4で先取したあと第2セットのタイブレークで1-3とリードされた時点で雨により順延となり、第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)とフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)の2回戦は延期となった。
テニスマガジン編集部