「危険」毎年指摘 大分県の教育研修施設で使ってはいけない遊具を約6年間使用
大分放送
大分県豊後高田市の香々地青少年の家で、老朽化などで使用不可と判定されたアスレチック設備が6年間使われていたことが分かりました。 【写真を見る】「危険」毎年指摘 大分県の教育研修施設で使ってはいけない遊具を約6年間使用 (加賀其記者)「遊具は高さ2メートルほどありますが、転落防止の柵を設置しないまま使用していたという事です」 県教委などによりますと、2018年香々地青少年の家のアスレチック設備を点検をした際、1つが老朽化、1つが現在の安全基準を満たしていないため、業者から使用不可と指摘されました。 その後も毎年危険性を指摘されていましたが、県の監査結果を受けて、県教委が2月に利用を中止するまでのおよそ6年間使われていました。アスレチック設備は小中学校の研修以外に、年間およそ2000人が一般利用していますが、事故やトラブルは無かったということです。 (香々地青少年の家・須股恵美子所長)「職員による点検で使用させていたので、気をつけていた認識です。県民の皆様には大変申し分けなかったと思います」 県教委は「大変申し訳ない。施設については改修していく方針」とコメントしています。
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