タクシーの「初乗り運賃」が値上がりしましたが、同じ距離を乗るなら「ライドシェア」のほうが安いですか? 路上でタクシーのようには乗れないのでしょうか…?
NPO法人が運営するライドシェアにはタクシーより安いものも
今回導入された日本版ライドシェアの運賃はタクシーと同水準ですが、実はすでに一部のNPO法人が提供しているライドシェアは、タクシーより安く利用することが可能です。 京都府の京丹後市では「ささえ合い交通」と呼ばれるライドシェアが運航されています。 最初の1.5キロメートルまで480円で、それより遠くに行く場合には1キロメートルごとに120円を加算するという運賃設定です。京都のタクシー運賃は初乗り500円で以降は279メートルごとに100円が加算される設定なので、ささえ合い交通に関しては明らかにタクシーより安い料金設定になっていることが分かります。 ささえ合い交通は、交通空白地の移動を助ける目的でNPO法人が運営しているため、今回新規に導入された日本版ライドシェアとは異なる運賃設定になっています。
まとめ
日本版ライドシェアの料金はタクシーと同額であり、2024年10月現在ではタクシーから切り替えても劇的にコストが安くなるわけではありません。 ただ、今後はダイナミックプライシングの導入など、より柔軟な料金設定がおこなわれる可能性もあります。また、別の選択肢としてNPO法人が運営するライドシェアもあり、今後居住の地域に登場すれば格安でライドシェアを利用することも可能でしょう。 出典 国土交通省 タクシー及び日本版ライドシェアにおける運賃・料金の多様化検討会 一般社団法人京都府タクシー協会 運賃改定のお知らせ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部