“天使のような少女” 小児がんと闘いながらも周囲に笑顔咲かせ 12歳で生涯を終えた少女の短くも懸命に生きた姿を銀幕に描いて
自宅の庭には翔華さんが育てていた秋のバラが咲いていました。 ■「翔華も喜んでいる」映画が完成 全国公開へ 映画の完成披露プレミア上映会を翌日に控えた2023年11月24日。翔華さんの親友だった夢空さんが福山市役所を訪れました。 福山市 枝広直幹 市長 「夢空さんは翔華さんの思い出というと、どういう思い出がありますか?」 夢空さん 「一緒に修学旅行へ行ったんですけど、一緒にいろんなところを回ったりして」 夢空さんにとって初めての映画の出演になりました。 夢空さん 「本当に現場も楽しくて、翔ちゃんとの思い出を撮影している時に思い出したりして、初めての映画がこの『神さま待って!お花が咲くから』で本当によかったなって思います。(翔華さんは)毎日、明るくて、元気で。周りの子たちを笑わせてくれる、明るくしてくれるような子でした」 全国上映よりも一足早く福山市で開かれた完成披露上映会。開場前から長い列ができました。翔華さんの短くも多くの人の心に影響を与えた人生は、見に来た人たちにどう映ったのでしょうか。 父親の森上さんの姿もありました。この日初めて映画を見ました。 映画を見た人たち 「命の大切さをすごく感じて、自分は病気とかないんですけど、もしなったらってことを考えると、すごくいい作品だなと感じました」 「いままでも大事に感謝の気持ちを伝えてきてましたけど、もっとこの映画を見たことで、もっと寄り添っていっぱい、親孝行もそうですけど、子どもに対してもいっぱいしてあげたいなと思いました」 森上弘典 さん 「たぶん翔華もこれ(映画)を見ていると思うんですけど、間違いなく今、踊っています。ダンスで喜びを表現していると思います。それぐらい、わたしもうれしいし、翔華もうれしいんじゃないんかなと思います」 映画「神さま待って!お花が咲くから」は、1月26日から福山市内2会場で上映予定で、広島市内でも近日公開予定ということです。
中国放送
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