“天使のような少女” 小児がんと闘いながらも周囲に笑顔咲かせ 12歳で生涯を終えた少女の短くも懸命に生きた姿を銀幕に描いて
■がんと闘いながらも懸命に生きた姿を… がんと闘いながら懸命にそして、いきいきと生きた翔華さんの人生を多くの人に知ってもらおうと、2022年、映画の制作へ向けた撮影が福山市や神石高原町、関東で行われました。 映画のタイトルは、「神さま待って!お花が咲くから」。 翔華さんが小学校へ登校できた6年生の1年間をフィクションを交えながら描いています。映画では翔華さん役を演じたのは、新倉聖菜(にいくら・せいな)さん…。親友役には、翔華さんの本当の親友であるモデルの夢空(むく)さんが、本人役として出演しました。 森上さんも卒業式のシーンに別の保護者として出席しています。映画では、入院していた翔華さんが6年生に進級し、学校へ登校してみると、自信を失った担任の先生やまとまりのないクラスを目の当たりにします。 翔華さんの持ち前の明るさで多くの人たちの心を変えていくというストーリーです。 森上弘典 さん 「病院生活でちょっと外泊とかまあ、そういうことがあった時には学校に行きますけど、生徒たちがだーっと迎えにきて、カバンとかいろんなものを『わたしが持つ』『わたしが持つ』、みんなが持つと言って。そこでも人気者だったんだなって」 森上弘典 さん 「これなんか特に踊っている姿なんですよね。ピンクの服を着ている。これなんかもカツラをかぶって、ああいう振りを付けたりだとか、明るい子だったので病院に行っても人気者」 福山放送局 内田博文 記者 「(翔華さんの)同級生のみなさんにとっても、ご家族にとってもこれから翔華さんはどういうふうに見守ってくれている?」 森上弘典 さん 「(映画で親友役の)夢空ちゃんもよく言うけど『翔華ちゃんに見守ってもらっているからがんばっていけるんだ』って。だから、この映画でも見ていただいた方が、いろんなことがあると思いますけど、前向きに生きているような映画じゃないかなと思う。笑顔でとにかく生きてもらえれば、翔華ももちろん喜ぶ」
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