望まない妊娠②》誰にも知られたくない…孤独で一人で産むしかないと考える全ての妊婦さんへ
■相手の男性が一緒に同じくらい悩んでくれたら…
不安になる要因は人それぞれだが、自分がそうした状況になると想像していないからこそ、悩みが生じる場合もあるのではないかという。「相手に生理が遅れていると言ったら、俺には関係ないと言われた」「いきなり連絡が途絶えたり、LINEをブロックされたりした」という女性もいて、パートナーの態度や発言によって傷つき、戸惑い、驚き、どうしたらいいのかわからず不安になる女性もいるという。「相談窓口」には、男性からの相談も17%ほどあるという。男性も、避妊の失敗や思いがけない妊娠で戸惑い相談してくる。「妊娠を男性が一緒に受け止め考えてくれたら、女性の葛藤はかなり軽減される。相手を責める問題ではなく、一緒に考えることが必要だ」と土屋さんは繰り返す。 次回は、3部として、学校以外の若者の居場所で相談を受け付ける「保健室」の仕組みや性教育の必要性、今後の課題について紹介する。