ソシエダに敗れたバルセロナ、指揮官フリックは疑惑のゴール取り消しに…「誤審だが受け入れる。言い訳はしない。敗戦の責任は私たちにある」
11日のラ・リーガ第13節、バルセロナは敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦を0-1で落とした。ハンジ・フリック監督は試合後、自チームのオフサイドによるゴール取り消しが「誤った判定」だとしている。 【動画】久保建英がキレキレドリブルで翻弄! バルセロナはこの試合の13分、MFフレンキー・デ・ヨングの縦パスからFWロベルト・レヴァンドフスキがゴールを決めたが、オフサイドの判定となった。ただ半自動オフサイドテクノロジーで検知されたオフサイドは、レヴァンドフスキの右足の足先数センチ分で、なおかつ密接していたDFナイフ・アゲルドの右足と混同している可能性も指摘されている。バルセロナはこのゴール取り消しの後、MF久保建英を中心としたソシエダの攻勢に遭い、FWジェラルド・ベッカーの決勝点を許した。 フリック監督はこのオフサイドを誤審と断じながらも、それを受け入れる考えを示している。 「ゴールの取り消しは誤った判定だ。しかし私たちは受け入れなくてはならない」 「今日は私たちの日ではなかった。攻撃で正しい判断を下すことができなかったね。別に審判に対して大きな怒りを感じているわけではない。審判にはオフサイドではないと言っただけだ。もしゴールが認められていたら、まったく違う試合になっていただろうね」 「ラ・レアルは素晴らしいプレーを見せた。もちろん、言い訳はないよ。私たちは十分なチャンスを生み出していなかった。最初はボールを保持して良いプレーを見せたが、しかしその後に苦しむことになり、相手のゴールが生まれてしまったんだ。プレー判断が悪かったことは確かだし、受け入れなくてはならない」 「敗戦の責任は私たちにある。もっと良いプレーを見せられたはずだ。私たちはボールを保持することができなかった。それでも、これまでは良い試合を演じてきたし、私はチームが成し遂げていることに価値を見出している」 「私たちは最後の1秒まで団結してプレーした。そのことはチームにも言っている。ただ今日の私たちは、十分な強さを発揮できなかった」