キャンピングカーは「トラキャン」の時代到来! 三菱新型「トライトン」やトヨタ「ハイラックス」に載せるだけ…長所短所と最新モデルを紹介します
実用的で遊び心あふれるトラキャンが流行中
「トラキャン」というキャンピングカーをご存じでしょうか? 正式名称は「トラックキャンパー」と呼ばれ、居住用の脱着式キャンパーシェルをトラックの荷台に積載するのが特徴です。本場アメリカではメジャーな存在ですが、日本ではマイナーな立ち位置でした。しかし、近年のオーバーランドスタイルを含めたアウトドアの多様性から、トラキャンは実用的で遊び心あふれるモデルとして注目される存在となりました。 【画像】キャンパーシェルの開発にこだわり続けるMYSミスティックから最新作が登場! 2024年モデルを見る(17枚)
トラキャンのメリットとデメリット
このトラキャンのメリットをあらためて説明すると、まずポイントになるのがランニングコストにある。通常のキャンピングカー、キャンピングトレーラーならば、購入時のコストと少なからず維持費がかかるもの。だが、トラキャンの場合、搭載するキャンパーシェルは荷台に置く積載物として扱われるため、構造変更の手続きが不要で初期コストも押さえられる。 そして、ビジュアル的にもアメリカンテイスト漂う見た目はクールでカッコよく、ワイルドオフローダーとしてのルックスという観点からもイカしている。 デメリットは、一般的なキャンピングカーであれば運転席と居室スペースを自由に行き来できるが、このキャンパーシェルはあくまでも荷物なので、運転席と居住スペースの行き来は不可能。車両の駐車スペースのほかに荷台から降ろしたシェルの保管場所を確保しなくてはならない点も、デメリットとして挙げられるだろう。 しかし、シェルを降ろせばピックアップトラック単体で普段使いできて、荷台にシェルを積めばキャンピングカーとして旅を楽しめる。1台で2通りの使い分けができることは、トラキャン最大の強みだ。愛車を2WAYスタイルで楽しむ。これこそが実用的で賢い遊びの選択技ととして近年脚光を浴びる理由になっている。
MYSミスティックから最新作が登場
これまで30年以上にわたり日本車に合わせたキャンパーシェルの開発を続けているのがMYSミスティックだ。そんなMYSミスティックから、2024年モデルとして最新作「JキャビンKZ」とポップアップスタイルの輸入キャンパー「デシエルト02」の2タイプが登場した。 それぞれトラキャンとして魅力的な特徴を持ち、どちらも現行トヨタ「ハイラックス」と三菱新型「トライトン」に対応する。それぞれ脱着式キャンパーシェルを荷台に積載することで、ピックアップトラックがキャンピングカーへ簡単に転換できるシステムを搭載している。
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