流行りの調理法も実はNG? 炊飯器が壊れやすくなる使い方5選【家電のプロが解説】
自炊には欠かせない家電の一つが、米を炊くための炊飯器です。米は5キロで2000円前後で販売されており、これだけあれば約33合炊くことが可能と、非常に経済的に優れた主食。 そのため、仮に炊飯器が突然壊れてしまった場合、自炊のコストが飛躍的に高くなります。 炊飯器の一般的な寿命は約6年といわれており、これは総務省統計局による耐久消費財の耐用年数の調査によるもの。しかし、中には10年以上同じ炊飯器を使っている、という人もいます。 炊飯器を壊さずに長く使っている人は、どのようなことに気を付けているのでしょうか。 今回は、炊飯器の寿命を縮めてしまう「やってはいけないNG行為」について紹介しましょう。
◆おたまや泡立て器など、金属製の調理器具を使うのはNG
炊飯器で最も壊れやすい部分なのが内釜。特に多いのが内側のコーティングのはがれです。その状態で炊けないわけではありませんが、ご飯の中に剥がれたコーティング剤の破片が混入してしまいかねません。 コーティング剥がれの原因として最も多いのが、金属製の調理器具を使うこと。泡立て器で洗米したり、お玉を使ったり、金属製のスプーンでこそげるのもNGです。 また、見落としがちなのが洗い物のとき。食べ終わった内釜にスプーンやフォーク、ナイフなどをどさっと入れてガチャガチャすることでもダメージが蓄積されます。金属製の調理器具を入れたり、重ねたりしないように注意しましょう。
◆ゴムパッキンや圧力弁など、取り外せない部品を無理に取るのはNG
ご飯を食べ終わった後、内釜や内ぶたなどを洗います。このときに気になるのが内ぶたについているゴムパッキンや圧力弁(ボール)。取り外すことができない場合は、そのままの状態で洗うようにしましょう。 無理に外すと、元にもどせなくなったり、炊飯時に蒸気が漏れたり、正しく圧力がかけられなくなります。パッキンなどの部品は取り外しが推奨されていない場合は、取り外すことなく、そのまま洗いましょう。 おかず調理や炊き込みごはんを作ったあとの臭いが気になる場合には、内ぶただけ別途購入して使い分ける方法もあります。