DeNAが前阪神・岩田将貴を獲得 手薄な左のリリーバー補強 前ソフトバンク・笠谷俊介は育成で
DeNAが前阪神の岩田将貴投手(26)と前ソフトバンクの笠谷俊介投手(27)を獲得することが15日、分かった。ともに戦力外で退団しており、岩田とは支配下、笠谷とは育成契約を結ぶ。 岩田は2021年に九産大から育成ドラフト1位で阪神に入団した変則の救援左腕。22年に支配下契約を結んだが、1軍での登板を果たせないまま退団した。今季はウエスタン・リーグで46試合に登板し、1勝2敗、防御率2・11だった。横手から投げるスライダーを武器とする。 笠谷は15年に大分商高からドラフト4位でソフトバンクに入団した左腕。今季は1軍での登板機会がなく、通算74試合で7勝9敗、防御率3・93。先発、中継ぎともに経験があり、力強い直球を持ち味とする。 今季のDeNAのチーム防御率はリーグ5位の3・07。投手陣は先発、救援ともに選手層に改善の余地があり、とりわけ手薄な左のリリーバーは補強ポイントだった。今季は中川颯、堀岡ら昨オフに他球団を戦力外となった新加入の投手が存在感を放っただけに、岩田と笠谷にも期待がかかる。 ■岩田 将貴(いわた・まさき) 1998(平成10)年6月16日生まれ、26歳。福岡市出身。九産大九州高2年時の2015年にエースとして選抜大会出場(1回戦敗退)。九産大では1年時から福岡六大学リーグ戦に登板。在学中に左肘の手術を受けた。21年に育成ドラフト1位で阪神入団。1軍での登板機会はなく、24年オフに戦力外通告を受けた。178センチ、75キロ。左投げ左打ち。今季年俸440万円。