フランスで極右政党創設…ルペン氏死去を“祝う”市民に批判の声
日テレNEWS NNN
フランスで極右政党を創設したジャンマリ・ルペン氏が亡くなったことをめぐり一部の市民が7日、お祝いするとして集会を開きました。内相は「恥ずべきことだ」と批判しています。 フランス・パリの広場で7日、シャンパンをあけて歓声をあげる市民たち。これは、元極右指導者のジャンマリ・ルペン氏が亡くなったことを“祝うため”として集まったもので、プラカードには「汚い差別主義者は死んだ」と書かれています。 ルペン氏は、現在の「国民連合」の前身にあたる「国民戦線」を創設し、移民排斥や反ユダヤ主義的な発言で極右政治家の代表格として知られてきましたが、一部市民らの振る舞いに対し死者への尊厳は守られるべきだと批判の声があがっています。 フランスの内相は、SNSで「政治的な敵対者であっても、その死は、慎みと尊厳を持つべきだ。行動は恥ずべきものである」と市民を批判しています。フランスでは、選挙で勢力を拡大する「国民連合」への警戒も高まるなど社会の分断が顕著になっています。